何時間か経ったあと、ハルからメールがきた
「ねぇ、電話していい?」
「いやです」
「ちゃんと話したい」
「なにを?」
こんなやりとりをした後、少し時間をおいてまたメールが届く
「彼氏のこととか」
あ、やっと認めたね。うん、自分も昔同じような事したし怒る権利ないよね。なんて冷静に考えていた。怒りよりも虚しさが勝っていた
「いい。話さなくていい。さっき別れたし。話す事もないよ」
すぐに返事がきた
「ちゃんと話したい」
すぐ返事を返す
「だから、いいって。もう寝る。もう終わり。ばいばい」
送ってすぐに電話が鳴った
あーーー、もういいって言ったじゃん。寝るっていったじゃん。なんで電話かけてくんの?と思って無視をしようとした。だけど、電話は鳴り続けた
だから仕方なく電話をとると聞こえてくるハルの泣き声
もーーー・・・ずるい。女の涙は武器だ!!!
「あー、もう泣かなくていいって。怒ってないから・・・でも、自分は彼氏が居る人とは付き合えない。だからもう終わりにしよう」
泣きやまない彼女に静かに話しかけた
「別れる・・・彼氏と別れるから」
「いや、別れろ、なんて自分は言ってないよ?ただ自分が、この状態がいやだから別れたいって言ってるだけだから」
「だから、PPと別れるの嫌だから、彼氏と別れるっ」
彼氏よりも自分をとるという彼女。本来なら嬉しいこと?なのかもしれないけど、今は無理。何を言われても心が動かないよ
けど、泣いてる女に弱い
「うん、わかった。でもちょっと時間ちょうだい。頼むから」
こう答えるのが精一杯だった
ハルは「わかった」と言って、電話は終わった
静かな部屋に、ハルの泣き声だけが耳に残っていた
結局、最後には
「もう騙したりしないで」で元にもどったが。