※久々の更新

七瀬さんの「ひとりよがり」の高山さんバージョンです


では、どぞっ





「ごめん・・・ななと別れて下さい」


最初意味が解らなかった
「なんで?」って言葉を頭の中で繰り返すけど、涙を流し続けるなぁちゃんを目の前にすると言葉が出ない


しばらくして、少しだけ落ち着いたなぁちゃんから『夢のため』と聞いた

私の知らないところでオーディションを受け
私の知らないところで彼女は、別の世界の人になろうとしていた

耳にしたことがあるアイドルグループ名
確か「恋愛禁止」だったっけ・・・


人見知りで
すごい負けず嫌いで
わかりやすいくらいにやきもちやき

だけど、なぁちゃんが言うとどんなわがままでも可愛くみえた


走馬灯に蘇る楽しかった日々が、ほんの数分間の沈黙の中、流れていった




そっか・・・


なぁちゃんの夢のため
なぁちゃんの幸せのため
私は彼女の手を離さなきゃいけないんだね


抱きしめちゃいけないのに身体が勝手に動いて、なぁちゃんを強く抱きしめた

なぁちゃんの細い腕が
小っちゃい手が
私の背中に回され、さっきよりも切なさが強くなる
なぁちゃんがさっきよりも激しく泣き始めたから、だまって背中をさすってあげた


なぁちゃんの事が大好きだから、この別れは辛い
けど、なぁちゃんの涙が、私に対しての愛だと感じた
なぁちゃんだって辛いんだって

だから私は精一杯の強がりをみせて笑顔で言うんだ
「頑張って」と



なぁちゃん


なぁちゃんの目指している世界は、困難な事がいっぱい待ち構えていると思うんだ
けど、それを覚悟して、その世界に飛び込もうとしているなぁちゃんはすごいと思うよ


それにさ


なぁちゃんなら


大丈夫

大丈夫だよ