いつも見てるからわかる


1番そばにいるから、気付くこともある





「優子さん」
「ん?なんだ、サド」
「ちょっと来て下さい」


きょとんとする優子さんの腕をとって、保健室へと向かう

邪魔な保健師を追い出して、優子さんをベッドに座らせた



「なんだよーサド~」


ニヤニヤと自分を見上げる優子さん


うるうるとした瞳に、りんごのように赤くなった頬



「失礼します」


おでこに手をやると
(ほらね、やっぱり)



「優子さん、今日は静かに寝てて下さい」
「え?なんでだよー」
「熱あるじゃないですか。もっと身体を大事にして下さい」
「熱なんてねーよー」


優子さんの言葉と一緒に“ピピッ”となる体温計
見てみると


「38.4度・・・まじか」


体温計の数字を見て、やっと納得してくれた優子さん



「よっしゃ、今日はサドの言うこと聞いて、静かに寝るわ」
「はい、そうして下さい」


「に、してもサド、よく気が付いたな」
「それは気が付きますよ」
(だっていつも見てますから)

「さっすが、サドだな。愛してるぜ~」

ケラケラ笑いながら、布団にもぐりこんだ優子さん



・・・・・



・・・・愛してる



・・・・・・・愛してるといいました?




今、愛してると言いましたね



わかりました。

優子さんのその愛
がっつりと受け止めさせてもらいますから





◆◆そのころラッパパ部室では◆◆


「今日、優子さん絶対熱があるよね~」
「トリゴヤ、それ絶対サドさんの前で言っちゃダメだからな」
「わかってるよ~シブヤ~」
「私も・・・いつ・・・ゲキカラが言い出すか・・・ヒヤヒヤ・・した」
「ん?なにー?」



ゲキカラ以外、優子さんが、熱があることに気が付いていた、ラッパッパメンバーであった