すいません
「こじゆう」ではなくて「まりゆう」です
久々すぎて、グダグダです。
では、どぞっ(´-∀-)(*`ω´)



「「じゃんけんポンっ!」」
「く~~また負けたぁ」

お昼、お弁当の時間
恒例のじゃんけん
負けた人は、飲み物を買ってこなきゃいけないんだけど
1度もまりちゃんに勝てないあたしには、じゃんけんの神様はついていないようだ

「篠田、オレンジ~。いってら~」
悔しがるあたしとは対照的に、ニヤニヤと手を振り、送り出すまりちゃん

学年1、いや学校1可愛くて、綺麗なまりちゃん
そりゃ~可愛いもの好きの大島さんは、顔からいっちゃったけど
でも、話してみて、一緒にいる時間が長くなればなるほど、まりちゃんの魅力がわかった
波長があうっていうのかな
ふざけるタイミングが一緒だったり、笑うツボが一緒だったり
とにかく一緒にいると楽しいし、楽なんだ。


「ねぇ、まりちゃん」
「ん?痛っっ」
あたしの弁当箱から、卵焼きをもっていこうとする手をたたくと
「ゆっぴのケチ~ケチチビ~」ってブツブツ言うまりちゃん
それより、聞きたい事があるんだってば

「昨日さ・・・されたじゃん?」
「なにを?」
「隣のクラスの小嶋さん!」
「あ~、うん、されたね」
「どうだったの?」
「あれ~気になる?気になっちゃう?」

昨日、まりちゃんは隣のクラスの、これまた超可愛い小嶋陽菜に告白された
二人並んでる姿は、誰からみても超お似合いで

でも、どうなったかって話は今日学校に来ても、なんの情報も得られなくて
だから、うん・・・気になったから聞いたのに
顎に手を置き、いつものニヤニヤ顔のまりちゃんを見たら、聞く気が失せた

ため息1つついて、無言でご飯を食べ始めると
「断ったよ」ってまりちゃんの声が聞こえた

別に、まりちゃんが好きならいいんだよ、別に
ちょっと、ちょっとだけ寂しいなって思うかもしれないけどさ
って心で強がってみたけど、内心ホッとしてる自分

この気持ちの正体がまだなんなのか解らないけど
まりちゃんとの心地よいこの関係に、誰も入ってきてほしくないって思うのは確かなんだ


「それにしても、ゆっぴ、じゃんけん弱いよね」
「じゃんけんだけは強いですね~篠田さん」
「はいはい、明日も買い出し宜しくお願いしま~す」
「飲み物の買い出しくらいに、あたしの運は使わないの~。いざって時のために取ってあるの!」
「はい、負け惜しみ」
「ちっ、違うもんね」
「じゃあさ、今じゃんけんで勝ったら、ゆっぴの願い事、ひとつだけ聞いてあげる」
「お?まじ?」
「おう、まじ!」
「・・・負けたら?」
「篠田のいう事を聞いてもらいまーす」

うっ・・・なんかすごい無茶ぶりされそうな予感に、背筋が寒くなる

でも・・・

「い、いいよ。よしっ、いくよ~」
「「じゃんけん、ポン!」

いつもより気合いの入ったじゃんけん

勝ったのは




「・・・よ・・よっしゃ~」

椅子から立ち上がり小躍りするあたしを、クラスの仲間も笑ってみてる
おもいっきり勝利の余韻に浸った後、まりちゃんに顔をむけると

そこには
負けたくせに
微笑むまりちゃんの笑顔

その笑顔をみたとたんに、ギュウと心臓をつかまれたような感覚

「で?ゆっぴのお願いごとは?」って声を遠くで聞きながら
ふいに出た、あたしのひとつの願いごとは

「チュウしよ」



◆◆  ◆◆

あれ?
あたし・・・何言ってんだろ?
チュウ・・・チュウ??

自分でも、ふいに出た言葉に驚いているのに
目の前のまりちゃんは、というと
目をパチパチとさせ、口をあけ固まっていた

うん、そうだよね。驚くよね
自分でも、なんでこんな事を言ったのか解らないもん

静まれ、あたしの心臓~
でも、いつものまりちゃんなら、きっと、この後

『いいよ~その願い、叶えて進ぜよう!』
とか

『えー、それだけは絶対無理。明日地球が滅びるとしても』
とか言ってくれる

でも、まりちゃんから返ってきた言葉は、どちらともとれない

「あ、うん・・・・後で・・ね」

だった