ま新しい制服に袖を通し、これから3年間お世話になる学校の門をくぐる
「新入生はこっちへ進んで下さい」と先輩らしき人に誘導されながら、式場となる体育館へ足を進めた
入学式1日目、恋に落ちる事になるとは知らずに
体育館の入り口でキョロキョロと席を探してみる
ちょうどよさそうなとこに席が空いてて、そこ目指して足を進めた
近づくにつれ、すでにそこに座っていた人へ目が移動する
ショートで、明るい色の髪
座っててもわかるいい体型
(うわっ・・・めちゃキレイ・・・)
呆然とその人を見て立ち止まってると、後ろから声をかけられた
「優子?あー、また可愛い子でもいたの?」
「もぉ、陽菜眠いんだけど。早く席に着こうよ」
声をかけてきたのは、中学から一緒の親友の敦子(あっちゃん)と陽菜
あっちゃんが言うように、あたしは可愛い子が大好き
だから中学入ってすぐに、あっちゃんと陽菜が可愛くて毎日、過剰なスキンシップを繰り返していたり
けど、こんな可愛い二人でも、今日みたいな胸のドキドキは感じた事がない
生まれて初めての一目惚れってやつ
「ね、隣り、いい?」
ドキドキしながら声をかけると
「あ、うん、どうぞ」
ゆっくりと顔をあげ、明らかに作り笑顔の彼女が答えた
その作り笑いでさえ、可愛いと思ってしまうのはかなり重症
「あ、えっとあたしの名前、大島優子。んで、こっちは小嶋陽菜で、あれは前田敦子って言うの、よろしくね」
「あれってなんだよー」って言う声が聞こえたけど軽く無視
「あは、よろしく。篠田っ、私は篠田麻里子」
名前を紹介し終えるとさっきよりもスムーズに会話ができた
中学で同じくバスケットをしてた事
高校でもバスケに入る予定だという事
あたしも、陽菜もあっちゃんもバスケに入る予定だったから、これから毎日楽しくなるなぁなんて考えていた
