麻里子先生が「ゆっぴの生まれ変わり・・・」と小さい声でつぶやいた
あたしが?
小嶋さんの恋人だった優子さんの魂があたしの中に?
訳がわからなくなり、この場を無言で走りさった
あたしはいつもの特等席に座り、これまでの事を思い返していた
小嶋さんがあたしに近寄ったのはそのせいなの?
少なからず、あたしは小嶋さんに好意をもっていた
いつも、ボーっとしてるけど、肝心な時はとても優しくて
ふふって笑う笑顔が可愛くて・・・
今思えば、初めて会った時から、何故か懐かしい気がして
なんでか心が温かく感じて、何も話さなくても居心地がよかった
それは、あたしの中に優子さんがいたからなのかな
でも、小嶋さんは、その優子としてあたしを見てなかったのかな?
悲しかった
あたしを見てくれてなかったのかもっていうことが
頭を抱え、ベンチに座ってると、ふと人の気配がした
顔をあげなくてもわかっちゃうくらい、もう既にあたしはこの人に恋していたんだね
