昭和61年12月25日 晴れ


場所は亀田町曙町

食堂 みつよし


確か午前中と記憶しています。


1匹の子犬が何処からともなく

やってきました。


子供の頃からの犬嫌いで

放し飼いの犬を見れば

一目散にジャングルジムに

飛び乗るほどでした。


それなのに・・・・



なぜかご飯を与え

仕事を終えた9時近くにまでも

その場を離れず子犬は

居ついていました。


大の犬嫌いでも

マスターに連れて帰るように

言われても不思議と

全く嫌な気持には

なりませんでした。


その日にちなみ

命名


メリー


可愛くて愛おしくて

家族からも

近所の皆様からも

愛されていました。




また、

その夜から

玄関がその子犬の住処として

与えられました。




でもその住処は




17年で




永遠に





立ち去ることになって

しまったのでした。