クリスマスに起きた奇跡。

僕が旅立った年末、私は僕宅で一人でした。
僕と出会ってから癌の再発や白血病で入退院を繰り返していたので、年末年始や誕生日を一緒に過ごしたことがほとんどありません。
仕方がないと思っていたし、通話やLINEのやり取りが出来ていたので、そこまで寂しいとかも思っていなかったです。
イベントに拘る年齢でもないですし苦笑
でもあの頃、いろいろあってどん底にいた私は毎晩泣いていました。
自暴自棄でもあり、街の賑わいを目にするのも嫌で実家に帰る事も諦めていたんです。

そんな中、クリスマス当日に赤い封筒が届きました。
裏にサンタよりと書いてあります。
えっ?誰からだろう?と、早速中を開けると、かわいいクリスマスカードが入っていました。
•メリークリスマス♡遠くから〇〇(病院名)のみんなが想いを送ります △より
•僕さんが笑おうと言ってるよ、いつも空から見守っているよ! ⬜︎より
見た瞬間、膝が崩れて声が出るくらい泣きました。
贈り主は最後まで僕がお世話になった看護師さん達からでした。
皆さんの気持ちが本当に本当に嬉しかったです。
僕に対してもそうでしたが、私に対しても最後まで寄り添って下さいました。
皆さんには感謝しかありません。
あんなに素晴らしいチームがある病院と出会えて私達は幸せでした。
僕が繋いでくれたプレゼント、今でも私の宝物です。
クリスマス時期にはお仏壇横に飾らせて頂いています。
本当にありがとうございました。