今日は少し時間があるので、僕が今後受けるであろう骨髄移植のことや心境を書きます。

 

僕は(私の彼)急性骨髄性白血病です。

 

少し前まで5ヶ月間闘病生活をしていました。

 

年末の慌しいある日、耳や足の指に湿疹のような赤いできものが出来

 

全然治らないので皮膚科に行きました。

 

そこで、しもやけと言われて、いろいろ聞こうとしても相手にされず

 

薬をもらって帰宅しました。

 

それでも改善せず赤かった部分が豆大福の豆のような黒くなってきたので

 

違う病院へ行きました。

 

そこでは親身に話を聞いて下さり、二人の先生が見てくださったのですが

 

すぐに大きな病院へ行くよう言われ手配して下さいました。

 

数日後、病院へ行きました。

 

4科受診し急性骨髄性白血病の疑いがあります、

 

すぐ骨髄検査をします、その後入院です、家族にも連絡して下さいと言われ

 

目の前が真っ暗になりました。

 

1日でも帰れませんか?と先生に聞いてみましたが、命の保証は出来ません。

 

もし今回受診してなければ年内に亡くなっていましたと言われ愕然としました。

 

それから約5ヶ月間治療の日々でした。

 

当初はいつどうなるかわからない、今元気でも明日危篤になったりもする

 

彼の家が病院から2時間程の場所にあるため、万が一に備えて彼の家には

 

行かないよう言われました。

 

苦しい日々が続きましたが、副作用で体重も減り脱毛もし変わり果てた姿に

 

なりましたが、なんとか無事に寛解導入療法、地固め治療を終え

 

退院することが出来ました。

 

退院後は自宅療養をしながら仕事復帰を目指し自宅でのんびり生活していました。

 

そんな中恐れていた再発です。

 

正直、退院時の担当医の話を聞いた時、先々再発するかもと思いました。

 

何故かはわかりません。

 

でも数年後の話、その日に向けて仕事もしっかりしてお金を貯める

 

移植の勉強、病院も調べようと話していたところでした。

 

次に再発した場合は移植しかないと言われていましたので

 

現在は移植に向けて再寛解導入療法を行い地固め治療をする予定で

 

同時に移植の準備が始まりました。

 

兄弟のいない僕は骨髄バンクに頼るしかありません。

 

幸いにもフルマッチのドナーさんがいる事がわかり

 

これから骨髄バンクさんのコーディネートが始まります。

 

いざ話が本格化し始めると正直複雑な気持ちです。

 

骨髄バンクはドナーさんの無償の善意で成り立っています。

 

私達はドナーさんに頼ることしか出来ません。

 

沢山の書類に目を通して頂いたり、検査行って頂いたり、

 

面談に出向いて頂いたり、採取するまでにも

 

たくさんご面倒をおかけすることを知りました。

 

その上で痛い思いをさせてしまうのです。

 

学生さんなら学校を、会社員さんなら仕事を休ませてしまうのです。

 

そのゆう全ての事をドナーさん自ら行って頂き

 

私達は何もお手伝いすることが出来ません。

 

とても心苦しくも思っておりますが、

 

そんな大変な思いをさせてしまう事が分かっているのに

 

どうかどうか提供して下さる方が見つかりますようにとも願ってしまいます。

 

本当にごめんなさい。

 

でもドナーさんに無理強いしてまでは出来ないとも思っています。

 

いろいろ話を伺い、ドナーさんの大変さがわかりました。

 

それでも毎年多くのドナーさんが提供して下さっています。

 

同じ病気の方が命を繋いでもらっています。

 

そんな素晴らしい善意があることを、

 

多くの方に知って頂き沢山の命が繋がる事を切に願います。

 

自治体等でもドナーさんに助成を行なって下さっております。

 

助成があることがもっと認知されると嬉しいです。

 

いろいろなサポートがあり白血病患者を救おうとして下さっています。

 

本当にありがとうございます。

 

僕の皮膚の異変に気付いて下さった先生、

 

初発時にお世話になった病院、先生、看護師さん、

 

再発時相談に乗って下さり今に導いて下さった方々

 

現病院、先生、看護師さん、

 

移植にあたっての方々

 

僕のご両親、私の母、子

 

全てが今の僕の命を繋いでくれています。

 

僕に関わる全ての方々に感謝し、一歩一歩進んでいきます。

 

そして僕10年後も僕が笑っていられるよう切に願います。