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妊娠から死産までのざっとした経緯はこちら
ラミナリアの痛みを最大限排除した方法はこちら
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死産から二年半。
このブログは、私のそれなりに長い人生の中でも死産という一部分にスポットを当ててブログを書いています。
このブログだけ読むと、あまり前に進めていないような印象を受けるかもしれませんが、普段はそれなりに毎日楽しく充実した日々を送っています。
だからこそ、こうして振り返りたくなる時に、死産のことを振り返ることや考えることの出来る場所があることが私にとっては大切なようです。
現実世界ではなかなかぱんぽこのことについて話せる機会もないですしね。
さて私は今、カルテ開示請求を考えています。
もちろんぱんぽこを妊娠していた時のカルテです。
なぜカルテを見たいのか?
考えてみました。
「記録を残しておきたい」
「思い出の1つに」
「何か新しい発見があるかも」
「正しい医療を提供してもらったのか確認したい」
「見る権利が患者にはあるから」
どれだろう?
理由はよくわかりません。
はっきりとした「これ!」という理由がないのです。
あえて言うなら、タイミングでしょうか。
これまでの私は、当時のカルテを見られるほど心が回復していなかったんじゃないかな。
カルテを見ることで当時の辛い記憶も一緒に思い出すでしょうし、そうなるとまた日常生活を普通に送ることが辛くなってくるかもしれない。
でも今は大分心の体力が回復した。
……とまぁごちゃごちゃ考えましたが、動機づけなんて後からされるタイプのものもありますし、動機はさほど問題ではないのです。
カルテ開示請求をしようと思ったきっかけが、「なんとなく」「タイミングかなと漠然と思った」、これだけで理由は十分。
さて、カルテ開示請求ですが、カルテの保存には期限があります。
期限は5年です。
この期限は法令で定められているので、病院には5年間はカルテを保存する義務があるそうです。
そして患者本人が希望すれば、病院は患者にカルテを開示する義務があります。
言い換えれば、患者がカルテを見るのは権利といったところでしょうか。
その際、病院は患者にカルテを開示する理由を聞かない(聞いてはいけないのかな?)そうです。
カルテ開示請求について聞いてみたいと思い、ぱんぽこの妊婦健診に通い、子宮内胎児死亡を宣告されたA総合病院に電話しました。
そこで聞いたA総合病院でのカルテ開示請求に関すること。
1)病院で本人確認後、開示請求が出来る
→必ず本人が本人確認できるものと印鑑と診察券を持って病院に足を運ばなくてはいけない。
2)カルテの郵送はされず、病院での手渡し
→院内での閲覧のみかコピーでの持ち帰りを選べ、コピーの場合は委任状を持った代理人が受け取りに行くことも可能。
3)費用は実費(1枚×○円)
→コンビニでコピーするのと同じくらいの金額でした。この金額だけを聞くとA総合病院での費用には、手間賃などは含まれていないと思われます。
4)カルテの枚数は何枚になるかわからない(=事前に金額はわからない)
→請求する範囲や診療内容によって違うそうです。また電子カルテなので、印刷すると何枚になるか事前にはわからないそう。
5)開示するカルテの中身を選べる
→診療記録、看護記録、検査記録、画像データ、どの診療科のものを希望するか、全期間か一部期間か等、どのカルテを開示するか選べる。
6)開示までにかかる時間は最低2週間
→担当医も確認するそうです。
7)カルテが開示されない場合もある
→病院側の不利になるから開示されないのではなく、患者側の不利になること(本人に告知されていない病気の記載等がある場合)は公開されない。
※上記はA総合病院の場合です。病院によって多少の差はあると思いますが、カルテ開示義務や保存期間が5年などの法令で定められていることは、保有個人情報が5000件を超えていれば個人病院でも国立の大きな病院や私立の大学病院でも変わらないはずです。
これは大変。
ハードルが高いです。
何がハードルが高いかって、病院に最低一回は行かなくてはいけないからです。
電話をするのも、正直とても緊張しました。
妊娠中以来でしたから。
私はあれ以来、病院の前を避けています。
車で通ったとしても、目に入れないようにしています。
死亡宣告された桜の時期に前を通りかかったことがありますが、非常に心が動揺して気分が悪くなりました。
このブログを最初から読んでくださっている方はご存知の通り、私はA総合病院の医療や対応に良い印象がありません。
特に担当医の非常に不誠実な対応、病院全体のミスの多さ、一部看護師の不親切な対応。
子宮内胎児死亡を宣告されるまでは、これらのことは「産科は忙しいというし仕方ないのかな」と思ったこともありましたが、子宮内胎児死亡後に転院して出産したB病院と比べると、やはりA総合病院の対応はありえないことが沢山ありすぎます。
比べれば比べるほど「B病院のようにこんな対応をしてもらっていたら、結果は違ったかもしれない」と、どうしても思ってしまいます。
もちろん悪いことばかりではなく、子宮内胎児死亡宣告後に私を抱きしめて寄り添ってくれた看護師の方もいたし、それは本当に救われる思いなんですが。
話は戻って、病院の近くや病院の外観をちょっと見ただけでこれなのに、院内に入れるんだろうか。
カルテは非常に大切な個人情報ですから、本人確認なくてして開示は出来ないそうなので仕方ないですね。
死産等でお子さんを亡くされたみなさんは、カルテ開示請求は考えられていますか?
そうそう、カルテの保存期間は5年だと書きましたが、病院の電子カルテの大幅なシステム変更などがある場合、例え5年以内でも電子カルテが一部正常に保存されなかったり一部削除されたりする場合があるそうなので、ご自分のカルテをご覧になりたい方は病院にシステム変更があるかないかも聞いて、いつ頃開示請求をしに行くかを考えた方がいいかもしれません。
全てのデータが欲しかったのに、5年以内だから全データがあると思ったのに、システム変更のせいで一部がなくなっていた!ということも起こり得るかもしれないですから。
以下は参考までに。
●カルテ開示請求についての病院の対応
●厚生労働省のガイドライン
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いつもブログを読んで下さりありがとうございます。
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このブログは、可愛いぱんぽこの思い出と、自分の心の整理と、情報が少ない死産後のことが少しでもお役に立てばと思って更新しています。
私はまだ精神状態が不安定で、人に気が使える状態ではありません。
このブログは、死産・流産・不妊などで悩んでいる方が多く読んでくださっているかと思います。
不快な表現があったら大変申し訳ありません。
読んでくださっている全ての皆様に、穏やかな明日がくることを願っています。