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妊娠から死産までのざっとした経緯はこちら


ラミナリアの痛みを最大限排除した方法はこちら



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2015年4月17日(金)、早ければこの日の昼に生まれると言われました。

ただ、こればかりはいつ生まれるかわからないとも言われました。

何となく、安産ですんなり生まれるような気がしました。




これは出産当時のメモです。

スマホに残しました。

私はもともとマメな方でも母性本能が強い方でもなく、死産でなければこういったメモなんかは絶対にしませんでした。

なぜこんな詳細なメモをつけたかというと、メモの中にも書いていますが、

「余裕があるからではなく、余裕がないから」。

「もうこの時しか残らない記憶を少しでも留めておきたいから何か少しでも記録に残してあげたいから。」


でした。


余裕が無いと、そのまま時間に流されてしまう。

パニック状態なので、記憶も定かではなくなってしまう。

数少ない娘のために出来ることなのかもしれないし、後で何かを検証するきっかけにもなるかもしれない。

そういった後付の理由はともかく、記録を残しておこうと思いました。






出産当日2015年4月17日の記録です。

この時妊娠25週(妊娠7ヶ月)。


【07:50】

初日からと同じく右腕に自動で定期的に計る血圧計、左腕に点滴、左中指に心拍測定器、お腹に張り測定器。

LDRにてカテーテルから麻酔薬注入。

注射の打ち直しはなし。

3回注入後、自分で注入できるボタンをもらう。

15分に一回、使えるとのこと。

一回テストで入れてみる。



【08:00】

足先の感覚が徐々に戻って来たので麻酔薬一回目注入。



【08:07】

産婦人科医が20本のラミナリアをとり、毎回している結構激しい腕を突っ込んでいるかのような触診、エコーで胎盤の位置を確認後、陣痛促進剤投入完了。

麻酔がなかったら絶対にものすごく痛かったと思う!



【08:59】

足先の感覚が徐々に戻ってくる感じ。

ゆっくりと麻酔が切れつつある。

少しお腹も痛い。

麻酔薬追加する程ではない。



【09:17】

腹痛少し治まった気がする。が、やはり気のせい。

多分麻酔が残っているせいで鈍く生理痛より少し尖った痛みを感じる。



【09:28】

助産師がお腹が張っているの確認。



【09:42】

麻酔もだいぶ切れて来て膝を立てて足を踏ん張ることが出来るくらい。

だからか腹痛が!陣痛なのかな。

少し痛みを感じてみたいので追加麻酔薬投与せず我慢してみる。

腰も痛くなってきた。

夫の配慮で枕を上げてもらったので鼻づまりは良くなって来たものの、声がでなくなって来た。

さてこの腹痛、どこまで我慢出来るものなのか。

結構辛くなって来た。

それでも生理痛の酷い感じ。



【09:55】

かなり痛い、左腰も痛いでもしゃべる余裕はある。

自分で麻酔薬投与ボタンを押せばいいのに、まだ押さない。

(注:無痛分娩を選択しながらも、陣痛の痛みも少し経験したかったからだったと思います)



【10:15】2回目の麻酔注入

もともと軽いけど自分の生理痛の酷い時位まで痛さが上がる。

助産師さんと麻酔科医が来る。

麻酔科医に、定期的に麻酔薬を注入しないと効きが悪くなると言われ、冷静に考えると麻酔に強い体質だし次1130に産婦人科医が2回目の陣痛促進剤を入れに来るのに麻酔が効いてなかったら困ると思い、注入ボタンを押す。

15分に一度しか押せないようになっているので次は30分に。

カテーテルが右寄りと思われるので左を下にする。

(注:麻酔の針先がわずかにずれると、そちら側の半身がとても冷たくなるので、冷たくなってない方を下にして麻酔を逆半身にいかせようとした)



【10:30】

3回目を注入。

お腹痛い、波があるかも。

先生が来て促進剤を入れられるまでに麻酔を効かさねば!ちなみに三回打たないとこれまで効かなかった。



【10:36】

お腹痛い



【10:46】

三回の麻酔注入。

お腹の痛み強くなってきてるけど、3回目で麻酔がだいぶまわるはず。

夫は処置の時の退室以外ずっと一緒にいてくれている。



【10:49】

かなり狭い感覚で痛い。

麻酔はまだお腹まできてない。

勿論、陣痛を少し味わってみようとボタンを自分のせい。

一時間くらい?我慢したから。

1~2分間隔で痛みの波がくる。

下腹部痛で子宮を中から広げられているのに、外から思い切り握られている感じの痛さ。

それ以外変わったところなし。

こんな時にこんなにメモ出来るのは、余裕があるからではなく、余裕がないから。

そして泣き疲れた末、アレルギーの鼻詰まりで泣くことも簡単ではなくなり、もうこの時しか残らない記憶を少しでも留めておきたいから何か少しでも記録に残してあげたいから。

それが出来るのは、夫が支えてくれるおかげ。

冷静ではなく、人とうまくしゃべれずぼんやりするしモヤと霧がかかった世界で、もうずっとパニック状態だと思う。



【10:59】

相変わらず痛い。

痛み増してくる。

早く麻酔効かせられるようになれ!



【11:01】

合計4回目の麻酔注入。

1回目と2回目の間をかなりあけたためか、陣痛が!



【11:02】

麻酔科医に追加麻酔してらう。

1分毎に痛みの波が来る。




ここから夫代筆
【11:18】

30秒痛み、30秒~1分おさまるの繰り返し。

痛みがおさまると眠気が来る。

助産師に教わって深呼吸。

少し楽になる。

助産師にあとどのくらいで生まれるか質問。

医師と診察してみて判断との答え。

子宮口が3センチだとまだまだ、6~7センチだとそこそこ。



【11:25】

麻酔が効いてくる。

楽になってきた。



【11:37】

麻酔さらに追加、効果が高まる薬もカテーテルから追加、いずれも医師が。

落ち着いてきた。

尿を取り、2分くらい出続けた。



【11:45】

眠りに落ちる。

産婦人科医が入ってきて診察。

外に出る。



【11:47】

陣痛促進剤追加。



【11:56】

中に入る。

産婦人科医が、逆子なんだけれど、身体が膣内まで出てきていて、頭が子宮内にいる。

もう一息、早ければあと◯◯時間くらいとのこと。

破水はしてない。

まだ卵膜に包まれいる。



ここから再び本人メモ

【午後】

激しくお腹痛くなって15分弱、麻酔ボタンを打つと、それを待っていたかのようにするりと生まれた。

卵膜に包まれたまま、胎盤と一緒に。

生まれる前は膣を広げられているような感覚、生まれる時は見る余裕、しゃべってカメラ準備をする余裕があるほど楽につるんと生まれた。

思った大きさは500のペットボトル。

実際はもっと大きくて可愛かった。悲しい気持ちにるかと思ったら、それよりも感動や喜びの方が大きかった。

不思議なことに産んだらすぐに気持ちがとても晴れ晴れと楽になり、体も軽く、鼻詰まりも治った!

卵膜に包まれたまま生まれるのはとても珍しいとのこと。

体を傷つけたくなかったし、陣痛途中でまた破水がなく卵膜に包まれている状態だと聞いた時に、ぜひそのまま生まれて欲しいと思ったらその通りになった。

胎盤も卵膜に守られて出てきた。

ママの体を全く傷つけることなく産まれてくれた。

何て親孝行なんだろう。

やはり賢かった。

卵膜をハサミで破るとお顔が。

エコーで見ていた時と同じく右腕が右顔を少し隠す感じだった。

目鼻立ちがしっかりしていて、助産師に鼻が高いと褒められた。

手足も長いって。

パパ似。

まつ毛も長くて耳も夫。



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いつもブログを読んで下さりありがとうございます。

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このブログは、可愛いぱんぽこの思い出と、自分の心の整理と、情報が少ない死産後のことが少しでもお役に立てばと思って更新しています。

私はまだ精神状態が不安定で、人に気が使える状態ではありません。

このブログは、死産・流産・不妊などで悩んでいる方が多く読んでくださっているかと思います。

不快な表現があったら大変申し訳ありません。

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