NYに行く前
何故君が あんな奇想天外な態度を取ったのか、
やっとわかった
今 私が 君と同じ状況にいるから
その彼は、前だけみてる
まるであの頃の私そっくり
視線の先はNY
見えてるのは夢だけ
ほのかに感じる2人の気持ち
でもどうなることもない
だってあと半年で
離れ離れになるのだから
しかもかつて私を潰したあの会社に
その彼はゆく
なんていうめぐり合わせ
事実は小説よりも奇なり
ばかだなぁ 私
もう少し素直になって
あの時 君の胸に 飛び込んでれば良かった。
置いていかれる方は
手なんて 差しのべる勇気なんて
出るわけないじゃんね。
帰国する度に伝えようとした気持ち
君は真剣に受け取ってくれなかった
今の私なら分かる
痛いほどに。
何度恋しても
彼氏が出来ても
ほんのちょっと好きな子が出来ても
こうしてNYに羽ばたく前に
過ごした
君とのキラキラした刹那な時間は
7年たった今でも
鮮やかに胸に焼き付いて
よみがえる
一生の宝物。