ミュージカル『Les Miserables』

2013年4月24日のプレビュー公演から始まった長い長い旅も、11月27日ついに大千秋楽を迎えました。

7ヶ月、稽古期間も合わせると1年も私はこの作品と共に過ごしてきたんですね。
長い長い旅、でもあっという間の旅でした。


実は私、今回のオーディションに受からなかったらこの世界を目指すのをやめようと思っていました。
アカデミーを卒業してから受けるオーディションに落ち続けて、
周りは私を追い抜いて様々な作品で活躍するようになって、
自分は一体なにをすればたどり着けるのかわからなくなり、混乱する日々でした。


そんな時にレミゼのオーディションに出会って私は救われました。
命懸けて挑戦できました。


私にとってレ・ミゼラブルは特別な作品。
今はそう断言できます。



初めての大舞台。
慣れないことだらけの私を支えてくれたのは、出会った数々のミゼラブル、哀れな人びとでした。

司教館の女中
工場の女
買い入れ屋
お金持ちの見物人
赤ん坊を抱いた女
女革命家
貧しい市民
結婚式の招待客


それぞれに人生がありました。
皆、フランスで生きていました。
彼らが私に与えてくれたもの、それはこれからの私を支えてくれるものになるでしょう。



こちらは様々な千秋楽の様子↓

千秋楽カーテンコール


私は11月26日夜の部で千秋楽を迎えました。
寂しさからか、無事にラストランを走り抜けた安堵からか、最後には涙を我慢することができず号泣、予想外です(笑)

ほっと力が抜けてしまったのかな。


そして大千秋楽。
全キャスト揃ったカーテンコールでの『ワンデイモア』。
これは一生忘れられない。
歌っている自分も鳥肌が止まらなかった。

この場に立てる喜びと、本当に終わってしまう悲しみが一気に押し寄せてきました。


しかし、2015年の再演決定!
そう、次に目指すべき道は見えています。

悲しんでばかりいられない。
必ず、必ず戻ってみせます。
その日まで、暫しのお別れです。



へなちょこの私を受け入れて支えてくださった共演者の皆様。
素晴らしい音楽で舞台前から支えてくださったオーケストラの皆様。
私たちが安全に舞台を造り上げられるようご尽力くださったスタッフの皆様。
新生レ・ミゼラブルの長旅を暖かい拍手で迎えてくださったお客様。
私の初大舞台を祝ってくれた友達、仲間達。
沢山の愛をそそいでくれた家族。

全ての方々への感謝の気持ちを込めて。


ありがとう、レ・ミゼラブル!!



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