女中譚 (朝日文庫)/朝日新聞出版
¥525
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再読。

以前、図書館で借りて読んだのを忘れて

買っちゃいました。

今年こんなことばかりしてます。。。

でも面白かったのでよしとします。


直木賞受賞作『小さいおうち』の姉妹小説。


90歳を超えた元メイドさん(女中さん)の

おばあさんは連日メイド喫茶へ通い

過去の思い出に浸っています。

このおばあさんの語りが軽妙で心地いい。


いわゆるヒモ体質のダメ男とともに

ある女性からお金を引き出すべく

男の変わりに女性と文通する不思議で

不気味な日々。


わがまま放題のお嬢様のお世話係を勤めた女中時代。

戦争前後の激動の時代を

生きた強さに打たれます。


変人文士先生の女中として暮らした

短い日々と若き日の夢に生きた時代の回顧録。


勉強不足で気がつかなかったのですが

この3編はいわゆるトリビュート作品だそうです。

元となったのは

林芙美子『女中の手紙』

吉屋信子『たまの話』

永井荷風『女中のはなし』

この元作品も読んでみたいです。




殺気! (幻冬舎文庫)/幻冬舎
¥760
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雫井さんの作品はじめて読みました。

あとで知ったのですが

雫井さんファンの方々のなかで

あまり人気のない作品のようです。

設定は面白いのですが

全体的に緩慢という感じで

盛り上がりにかける印象です。

こんなたとえで伝わるかわかりませんが

演技経験の少ない人気アイドル主演の

テンポの悪い連続ドラマを見た感じです。


大学生のましろは

12歳のときに拉致監禁された過去がある。

しかしそのときの恐怖体験の記憶は

催眠療法によって封印したために

当時の記憶はない。

そのためなのか

ましろは自分に特殊な能力があることに気がつく。

他人の「殺気」を感じ取ることができるのだ。

その能力によって

バイト先で起きた強盗未遂事件を

事前に察知し大事に至らずにすんだ。

この事件をきっかけにましろの力に興味を持った

タウン誌の記者が

ましろの過去の事件を調べはじめる。

そうして表れた過去の事件の真相は

驚きのものだった。







モンスター (幻冬舎文庫)/幻冬舎
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『永遠の0』途中までしか読んでいないので

初百田さん作品です。


面白かったです!

タイトルから

すごくおどろおどろしいものを想像していたのですが

実際は一人の女性の執念の物語でした。


あまりにも醜く生まれてしまったために

周囲からバケモノ扱いされ

愛に恵まれずに苦しみ

ある事件を犯してしまい

生まれ育った街を出ることになった女


約20年後

街へ帰ってきた女は

絶世の美女に変貌していた。

美女は街に高級レストランを開き

日々誰かを待ちわびて暮らしている。

女の目的は何なのか。

狂おしいまでの執念で手に入れた美貌で

彼女は幸せを手に入れることができるのか。


ラストが切なかったです。