読書ときどき旅行日記 -2ページ目
- 女中譚 (朝日文庫)/朝日新聞出版

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再読。
以前、図書館で借りて読んだのを忘れて
買っちゃいました。
今年こんなことばかりしてます。。。
でも面白かったのでよしとします。
直木賞受賞作『小さいおうち』の姉妹小説。
90歳を超えた元メイドさん(女中さん)の
おばあさんは連日メイド喫茶へ通い
過去の思い出に浸っています。
このおばあさんの語りが軽妙で心地いい。
いわゆるヒモ体質のダメ男とともに
ある女性からお金を引き出すべく
男の変わりに女性と文通する不思議で
不気味な日々。
わがまま放題のお嬢様のお世話係を勤めた女中時代。
戦争前後の激動の時代を
生きた強さに打たれます。
変人文士先生の女中として暮らした
短い日々と若き日の夢に生きた時代の回顧録。
勉強不足で気がつかなかったのですが
この3編はいわゆるトリビュート作品だそうです。
元となったのは
林芙美子『女中の手紙』
吉屋信子『たまの話』
永井荷風『女中のはなし』
この元作品も読んでみたいです。
- 殺気! (幻冬舎文庫)/幻冬舎

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雫井さんの作品はじめて読みました。
あとで知ったのですが
雫井さんファンの方々のなかで
あまり人気のない作品のようです。
設定は面白いのですが
全体的に緩慢という感じで
盛り上がりにかける印象です。
こんなたとえで伝わるかわかりませんが
演技経験の少ない人気アイドル主演の
テンポの悪い連続ドラマを見た感じです。
大学生のましろは
12歳のときに拉致監禁された過去がある。
しかしそのときの恐怖体験の記憶は
催眠療法によって封印したために
当時の記憶はない。
そのためなのか
ましろは自分に特殊な能力があることに気がつく。
他人の「殺気」を感じ取ることができるのだ。
その能力によって
バイト先で起きた強盗未遂事件を
事前に察知し大事に至らずにすんだ。
この事件をきっかけにましろの力に興味を持った
タウン誌の記者が
ましろの過去の事件を調べはじめる。
そうして表れた過去の事件の真相は
驚きのものだった。
- モンスター (幻冬舎文庫)/幻冬舎

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『永遠の0』途中までしか読んでいないので
初百田さん作品です。
面白かったです!
タイトルから
すごくおどろおどろしいものを想像していたのですが
実際は一人の女性の執念の物語でした。
あまりにも醜く生まれてしまったために
周囲からバケモノ扱いされ
愛に恵まれずに苦しみ
ある事件を犯してしまい
生まれ育った街を出ることになった女
約20年後
街へ帰ってきた女は
絶世の美女に変貌していた。
美女は街に高級レストランを開き
日々誰かを待ちわびて暮らしている。
女の目的は何なのか。
狂おしいまでの執念で手に入れた美貌で
彼女は幸せを手に入れることができるのか。
ラストが切なかったです。

