母は

ほとんど、食べない。

 

 

 

 

 

昨年末頃から

かなりの小食になってきていたけど

好きなお菓子や

点滴などで、しのいできた。

 

 

 

 

 

だけど

このままどんどん

食事量が著しく減っていくと

胃瘻や

経鼻経管栄養も

必要になってくるかも知れないと

ケアマネさんから電話がきた。

 

 

 

 

 

どうしたらよいのか

どれが最善策なのか

わたしの心は、おろおろするばかりだ。

 

 

 

 

 

だけど

以前、母がもっと元気だったとき

チューブを入れて栄養を入れて

そんなんで長生きしたくないと言っていた。

 

 

 

 

 

わたしもそれはそうだと思う。

 

 

 

 

 

特に楽しみもなく

ベッドに寝たままで

チューブ頼みで生きるのは

わたしだって嫌だ。

 

 

 

 

 

だけども

だからといって

何も処置をしないことが

いいことなのか?

いろいろ思う。

 

 

 

 

 

いろいろ思いながらも

わたしは

ケアマネさんに

自然のままでお願いします

と言った。

 

 

 

 

 

要は

胃瘻も経鼻経管栄養もしません

という意味。

 

 

 

 

 

つらい、苦しい。

 

 

 

 

 

決めたくない。

誰か他の人が決めてほしい。

 

 

 

 

 

施設に入った母。

 

 

 

 

 

これから

わたしは週に1回

仕事が休みの時には会いに行く。

好きなお菓子を持って会いに行く。

やわらかいチョコレートなら

喜んで食べてくれるかも知れない。

 

 

 

 

 

そうして少しずつ

食欲も増して

少しずつ食べられるようになるかも知れない。

 

 

 

 

83歳の母。

 

 

 

 

 

がんばってほしい。涙。

食べられるようになってほしい。