このまま寝たきりになるのではないだろうか。
駄目だ、寝付いたら、そのまま寝付いてしまう。
風邪で半日寝ていただけでも、起きる時はフラフラするではないか。
筋力もどんどん落ちる。
弱い関節を筋力で補わないと、ますます動けなくなる。
水中歩行とか何かの方法で、リハビリしないと。
誰にも、介護してもらえないのだから。
今は、まだ若さで乗り切れる。
今、考えておかないと。



だけど、考えがまとまらない、集中できない。
とにかく
日常生活が困難・・・・困難すぎる。



起き上がれない。
身体を起こすだけでも大変なのだ。
ベッドから下りるだけでも覚悟がいる。
膝が動かない。足首にも気をつけないといけない。
ガクンとなるけど、踏ん張ることも出来ない。
一歩踏み出すことが、こんなに辛いとは。
足を庇いたいけど、手も痛いから庇えない。
せめて、手だけとか、足だけとかならいいのに。
トイレが1番つらい。
これだけは、誰の手も借りたくない。
全てにおいて誰の手も借りてないけど。
このまま、今の整形外科に行っていていいのだろうか。
MTX6㎎とフォリアミンとプレドニン。
2週間に一回通院して、お薬をもらう。
もう1年経つ。このままの治療でいいのか。
生物学的製剤というのがあるけど、もしかしたら使うべきなのか。
いや、まだそこまで悪化してないだろう。
でも、今の病院、リウマチ科の標榜はあるけれど、リウマチ専門医ではない。
リウマチの診断を下してくれたのは、ここの先生だけど、もっと専門知識の豊富なお医者さんに診てもらうほうがいいかもしれない。
専門医とか、認定医とか、色々あるようだ。



探そう。
病院、変わろう。
今の状況を変えなくては。
少しでも状態をよくしなければ。



「先生、ここは18時までの受付だから通院しにくいし、リウマチを専門としている整形外科医に診てもらおうと思います。紹介状を書いてください」
転医することにした。





・・・・あの時、とても酷い状態でありながら、まだ自分は軽い、もしくは中程度のリウマチだと思っていた。
そう思いたかったのだ。
立ち座りの度に痛むので、家の中では這っていた。
事務仕事とはいえ、あの状態で出勤していたのだから、今思えばすごい。
薬代を稼ぐ為に、働かざるを得なかったのだ。
一日中座りっぱなしの仕事なので、出来たことだけど。






リウマチ記録6