思えば、ずっと関節痛はあった。
自分の体質だと思っていた。
アラサーになり、アラフォーになり、あちこちが痛くなってくる年頃なのかなあ?とも思ったりしていた。



だけど、だんだん我慢できないほどの痛みになってきた。
ただの使い痛みや加齢痛とは思えないような痛みだった。
じっとしていて、こんなにも痛むのはおかしいと思った。



何度も病院に行った。
整形外科に診せたら、異常はないと言われた。
人間ドッグにも行ったけど、異常なしだと。
総合病院に行って、MRI撮影をしても異常なし。
血液検査でも特に何も言われない。
でも、痛みはだんだん増してくる。
何処に診せても、同じ問答が繰り返されるだけだったけど、何もないなら、何故こんなに痛いのか不思議で仕方がなかった。



2~3度、総合病院に通っているうちに、担当医は思うところがあったのか、「関節痛に詳しい整形外科医と交代しましょう」との事で、同じ病院内で担当が代わった。
そして抗CCP抗体の検査をした。
結果は100以上で、正常値ではなかった。
医師から「もしかしたら、リウマチ?」という言葉が出た。
しかし、リウマチ確定診断はおりない。
画像検査では、骨はきれいだし、特段、何も所見はないと言われる。
「でも、痛いのです」と訴えた。









今思えば、抗CCP抗体が高値で、痛みも強かったのだから、もうこの時点で、関節リウマチで確定だと思うけど、診断はおりなかった。
だから、何の治療もしなかった。





あのころの気持ち
自分は関節リウマチではないのだ。
そんな大変な病気であるはずがない。
多分、ただの関節炎。
ちょっと症状が強いだけの関節炎。
悪くても、回帰性リウマチだ。
だから、大丈夫。
大変な病気ならば、お医者さんが病名をつけるはずだ。
治療をはじめるはずだ。
痛いけれど、レントゲンでもМRIでも何の異常もなかったと言うし、しばらくすると痛みも治まるはずだ。



あの頃は、リウマチではないという気持ちが強かった。
自分はそんな病気にはならないと信じたかった。
目をそむけていたのだ。








リウマチ記録②