前回は「表の顔」=本業の会社員としての自分について書きました。
今回はその予告どおり、「裏の顔」の起点になっている単身赴任生活について、実際のところを書いてみようと思います。
家は23区、自分だけ1LDK
家族が暮らしているのは、23区内に持っている一戸建てです。
子どもたちの学校のことも考えて、家自体は動かさない。その代わり、転勤のたびに自分だけが荷物をまとめて引っ越す、というのがここ数年の基本スタイルになっています。
今住んでいるのは1LDKのアパート。
家賃の9割は会社が負担してくれていて、自己負担は月1万円ほど。数字だけ見れば、正直かなり恵まれている方だと思います。
ただ、この「9割会社負担、1割自己負担」というバランスが、地味に自分の感覚を作っている気がします。会社の都合で今この部屋にいる。でも残りの1万円は自分の財布から出している。だから完全に「会社に住まわされている」感覚でもないし、「自分の意思でここにいる」とも言い切れない。中途半端な当事者意識、とでも言うんでしょうか。
家のローンと、単身赴任先の家賃自己負担。合わせるとそれなりの出費にはなりますが、妻のパート収入にも助けてもらいながら、なんとか家計は回っています。この辺りの綱渡り感も、いずれ数字ベースで書いてみたいテーマです。
一人の夜にできること
単身赴任のしんどさは、正直まだ慣れません。
特にきついのは、平日の夜、誰とも喋らずに一日が終わる日。テレビをつけていないと、部屋が静かすぎて逆に落ち着かない、なんてこともあります。
ただ、この「誰にも邪魔されない時間」が、裏の顔を育てる土壌になっているのも事実です。
資産管理法人での一棟アパート運営、区分マンションへの投資、高配当株や投資信託の積立。これらの管理・検討作業は、家族といる時間には正直やりづらい。子どもと話しながら不動産の収支シミュレーションをする、なんて器用なことはできません。
でも単身赴任先の部屋なら話は別です。
夜、誰もいないリビングで数字とにらめっこする。この時間の積み重ねが、資産形成のペースを支えています。
孤独を「悪いもの」として片付けるのは簡単です。でも自分の場合、この孤独な時間をどう使うかが、そのまま裏の顔の成長スピードに直結している。そう考えると、単身赴任も一概にマイナスとは言えない、というのが今の実感です。
家族が犠牲になっているわけではない、と言いたい
こういう話を書くと、「家族を犠牲にしている」ように見えるかもしれません。
でも自分としては、そこは強く否定したい部分です。
単身赴任という形を選んでいるからこそ、家に帰った週末は、意識的に家族との時間を優先できています。息子のサッカーの試合を観に行く、娘のテニスの練習に付き合う。平日ずっと一緒にいたら当たり前になってしまう時間が、今は「特別な時間」として濃くなっている感覚があります。
定年後は、妻と娘を連れて毎月どこかへ海外旅行に行けるような暮らしを実現したい。
これは今の自分の、わりと本気の目標です。単身赴任で積み上げている裏の顔の資産形成と経験は、その目標に向けた助走だと思っています。
離れているからこそ見える家族の価値、というのは、正直、単身赴任を始める前は分かっていませんでした。
次回予告
次回は、裏の顔のもう一つの柱である「投資とJIBUN」について、資産管理法人設立の経緯や具体的な考え方を書いてみようと思います。
TWO SIDES. ONE LIFE.