お店に入ったら代表がヨッと手をあげた。
今まで通り。まるで何もなかったかのように。
ご無沙汰してます。本来ならグランドに出向き移籍をお伝えしなければならいのに、何のご挨拶もなく申し訳ありませんでした。
そうしたら、代表は
分かっとる。お前ら親じゃなくぴぃが決めたんやろ。ぴぃが辞めたいと言ったんやろ。
それでいいやないか。あいつ野球やっとるんやろ。何にも悪い事じゃない
と伝えてくれました。
2ヶ月ぶりくらいに会うぴぃを見て、いつも通り、お前!ちゃんとやっとるんか、言う事聞けよ!って。ちょっと泣いてない?ってくらい嬉しそうに話しかけてくれた。
我が家が辞めた理由は
指導者との相性。
理由はこれだけ。
家族で何度も何度も何度も話し合った。
卒団まで皆でやろ!と背中を押した日もあった。
でも、、、
ぴぃは
俺このチームには必要ない。俺はおらんくていい。
その言葉で辞める事を決意した。
12歳です。うちの息子。
小学生です。義務教育受けてます。
そんな子が。
自分は必要ないと。
自分の存在価値を否定しました。
親にとってこんな辛い事はありませんでした。
一生懸命やってきました。
最後は笑顔で卒団するはずでした。
指導者から言われるのは
ぴぃへの期待から誰よりも厳しくしています。
ありがとうございますですよね。普通なら。
厳しくされた結果、ぴぃは自信を失いました。ホームランの記録は途絶えました。
色んな指導方法があるのは理解していますが、、我が家には合いませんでした。
辞めさせやんと、ぴぃが壊れてしまう。
即決断し動きました。
あの日があったから今の仲間に出会い
野球に前向きになりました。
代表が言った子どもファースト。
大事です。身にしみました。