そろばんを練習すると記憶力が良くなると言われます。

確かに私の小学生時代もクラスの朝礼の学級日誌に書
かれたコラムを丸暗記して皆の前で発表していました

おまけに早口です。

全く説得力は無く読んでるだけでした。

ところが物語や童話に関しては抑揚をつけては楽しく
暗記したお話をするのでした。

🌷では、昨日の続きです。

その日から【〇〇〇】は王子様に会いたくて仕方ありません。
海の底の、そのまた底の魔女の家を訪ねました。

【どんどん】戸を敲く音。

『誰だい?』

『おばあさん、私です。人魚姫です』

『お入り』ギイーバタン。

ポコポコポコポコ(薬を煮る音)

『おばあさん、私に人間になる薬を下さい』

『いいとも、いいとも。さあ、この薬をお飲み』

『おばあさん、ありがとう』

人魚姫がおばあさんから薬を受け取ろうとそると

『おっとと、この薬と引き換えにお前のその美しい声を貰うよ』

『え?声を?』

『そして、お前がもし王子と結婚出来なければ、お前は海の泡となり消えていってしまうのだ』

『え?』人魚姫は一瞬ためらいましたが、

『ええ、おばあさん薬をください』

人魚姫はそう言うと、おばあさんから薬を受け取り海
の上へ向い泳いでいきました。

【すーい、すーい】泳ぐ音。

人魚姫は海から上がると王子様のお城の大理石の階段
の上で薬を飲みました。

『ウウッ、く、苦しい』

人魚姫はそのまま倒れてしまいました。(つづく)

🌷もう、この話はおわかりですね。

今日も、記憶している物語を思い出して書いています。
ふと、何故に音が入るのかと思うとその本には薄っぺ
らい赤い透明のレコードが着いていて『深〜い深〜い
海の、底』と話されるのと一緒に話していて自然に覚
えました。

【そろばんは最強の習い事の1つです】