勉強法③〜国語編 | 2025年に中学受験する娘と受験に失敗し続けた弁護士パパの奮闘記

2025年に中学受験する娘と受験に失敗し続けた弁護士パパの奮闘記

2023年の中学受験を完了した息子と、2025年(24年2月現在新小学6年生)の中学受験を目指す娘とパパの奮闘記。

こんばんは、こんにちは。

 

さて、理科の勉強法を仕込むため、子供と悪銭苦闘したのも束の間、サピックスはいつまでも息を抜いている暇を与えてはくれません。本当に、宿題の量が膨大です。4年生のうちからこんなに膨大で大丈夫なのだろうか、と内心思いますが、来年の心配は来年すれば良いということで、ひとまず役に立たない心配はおいておきます。

 

続いて取り組んだのは国語です。

 

ただ、国語と言っても、文章題、特に記述問題については、私自身、どのように勉強すればよいかが全くわかりません(朧気ながらも正解めいたものを書くことすらできないし、これから身につくとも思えません。)。そこで、この点は、専ら家庭教師の先生にお願いすることで解決することにしました(家庭教師の活用法などについてもも、また、改めて書こうと思っています。)。

 

私がてこ入れを試みたのは、「言葉ナビ」という、漢字や熟語・慣用表現、同音異義語・同訓異字などをまとめた問題集への取り組みです。

毎週、範囲が指定され、その範囲に対応したチェックテストが授業内で行われるようです。

 

さて、早速子供にいつもの勉強で初めてもらいます。

子:(該当ページを開く)→(5分ほど眺める)→(本を閉じる)
私:は?おわり?
子:うん、おわり。
私:えっ、えっ、えっ?ちょっと待てちょっと待てちょっと待て、ちょっと待てー!!!

ということで、子供は言葉ナビの勉強を、5分で終わらせていたのでした。

 

ひょっとすると、これはこれでありなのかもしれません。

チェックテストの直前にチラ見して、テストは8割くらいできる。。。うん。これもまあ、ありなのかもしれない、と、一瞬だけではありますが、思いました。

 

しかし、せっかくなのでと思って子供に聞いてみました。

私:この「紀行」っていうのはどういう意味?
子:旅行の日記。
私:(内心感心しながら)じゃあ、この「気候」は?
子:うーん。天気みたいな。
私:じゃあ「気象」とどう違うの?
子:うーん。これも天気みたいなやつ。

別の問題も。

私:じゃあ、この「気管」は?
子:なんか、この辺のやつ(首あたりを指さしながら)。
私:じゃあ、この「器官」は?
子:・・・
私:この「基幹」は?
子:・・・
私:全然わかってないやんけーーー(怒笑涙)

「気候」と「気象」の区別を端的に説明するのは、大人にとっても難しい場合がありますが、例えば、身近な例を考えてみると区別ができることがあります。

 

天気予報は「気象情報」とはいいますが「気候情報」とはいいませんし、「東北の寒冷な気候」とはいいますが「今日の気候は涼しい」とはいいません。ある程度長期的な天気の傾向を「気候」といい、特定の時点における現象としての天気が「気象」であるというのは、うまく言葉で説明できるかは別として、具体的な用法を考えればわかります。そんな話をしながら、同音異義語などは、区別が説明できないとわかったことにはならないこと、身近な例を考えると区別できることなどを説明してみました。

 

また、基幹・器官・気管・機関・期間は、辞書で調べてもらい、「一言でいうとどういうこと?」というのをまとめてノートに書かせてみました。「基幹:重要な部分」「器官:臓器」「気管:部位」「機関:組織」「期間:一定時間」といった具合です。

 

言葉を一朝一夕に習得することは難しく、言葉ナビの分量もそう多くはないので、むしろスピーディーに済ませるのではなく、「辞書で調べる」→「一言で言うとどういうことかを考える」というプロセスを経てスローに勉強したら良いのではないかと説いてみました。

 

このあたりも、何が正解なのか、正直良くわからないのですが、少なくとも国語の記述が苦手な子供には、「一言で説明するとどういうことなのか」ということを考える癖がつくことと、「言い換えるための言葉」を少しずつ身につけていくことが大事なのではないかと思っています。子供も、面倒くさがりながらも

私:こうやって時間がかかることをだよ、6年生の夏休みにやらなくちゃいけないと思ったらぞっとするでしょ。
子:うん。うん。
私:じゃあ、今から少しずつやっていこう。

ということで、少しずつやる気になった子供でした。

 

おつきあい頂けると幸いです。

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