明るくなると同時に家を背に
写真トリップ

夜が明けたと知ってか知らずか
秋の虫が鳴き続け、朝を喜ぶ鳥とコンサート

出会うのは新聞配達のバイクと散歩人と
連れられた犬

コンビニの明かりが不自然に浮かび上がる

まだまだ始まったばかりの今日という日
誰もいない駅かと思ったら
起きたばかりの寝起きの駅の早朝に
予想外に人は集り、満席近く乗せて走る


車窓に広がる澄んだ水色の空が
心を外界に広げる。
その下に垣間見える光る海が
今日も穏やかに仲良く微笑み合っている

空色は、もうほとんど秋色の薄い水色だけど
まだまだいかないと踏ん張って頑張る夏が
居座って秋とせめぎあい同居している姿も
また愛おしい

朝日を浴びて黄金に輝く光る雲が
今日の始まりを応援する
$プニプニ

みんなどこかへ散っていく
町はすっかり起きて動いて
早起きの人々に驚く無知な自分に驚く

毎日知らないだらけの世界が
この宇宙にはいっぱいだ

みんなそれぞれ小さな小さな自分の箱の中で
生きながらつながっていく
その箱を広げてつなげて大きくして
楽しもう
もっと楽しい だろう
もっともっと
一緒に
明日は楽しいだろう