国立西洋美術館 常設展 | 徒然なるままに…

徒然なるままに…

未診断とはいえ、絶対ADDの私。
夫もアスペルガーだろうから、
息子は発達障害のサラブレッド!
そんな私の日々の小さな喜びや躓きを
思いつくままに書いてみています。

 

小さな字や挿絵を見ていたので、

疲れ果てていたところから始まった

常設展の旅。

 

大きな絵の迫力になぜかほっとした。

観たかったたくさんの絵画。

息子の美術の教科書に載っていた絵だったり、

有名なモネの「睡蓮」があったり…

こんなに近くにいたのに、

30年以上もここに縁のない生活を

送ってきた自分はもったいない

生き方をしてきたと思う。

 

絵画にはそれぞれのドラマと

バックグランドがあり、

私はその解説文を読むのが好きだ。

 

特に女性と斬首された男性の頭部が

モチーフの2枚の絵の説明に

心奪われた。

かたや、敵との戦いで相手を欺き、

勝利を収めた戦利品としての首。

もう一方は自分の婚姻を非難した相手を

自分の舞踊のご褒美として所望し、

与えられた首。

自分の力で手にしたものと

他者の威を借りて手にしたもの。

全く違うコンセプトの作品が

似た構図だからと比較されることが

皮肉だと思った。

 






















たくさんの絵に心を奪われ過ぎて、

心は満たされたけれど、

3時間強の美術鑑賞がメインの

5時間弱のプチ旅行は

私と母と息子の3人をヘロヘロにした。

 

心は潤ったけれど、

身体は満身創痍。

弱っちい3人組の私たち。