「暴風域が広い」「早めの避難を」
「史上最大級の台風」
「不要、不急の外出は避けて」
と一昨日からニュースで大騒ぎの台風19号。
それなのに、昨日の15:00まで職場の保育園は
開所予定で10人の子どもたちが出席予定。
公共の交通機関が運休予定なのに、
公的機関も閉所、閉館、休校を決めているのに、
保育園は開園。
病院やホテルのように、こんな時も開所なの？
千葉市のような英断は都内にはないのか？
出勤者を通勤に交通機関を使わない職員に
変更はしたものの、それ以上の対処はしない
園の方針になんだか違和感があった。
ニュースの「死傷者8000人以上予想」の見出しに
騒つく職員の意見を一蹴し、
「保育園だから開所が当然」と言い張った施設長。
でも、ご自分は「家族との約束があるから」と
いう理由でこういう緊急時でも臨時の出勤をしない。
この明後日の方向へ溢れまくりの責任感…
恐れ入ります。
もしもし…
率直な疑問ですが、
それは自分が出勤してきて初めて言える
言葉ではないのでしょうか。
職員を危険に晒すことへの配慮は
どこにあるのですか？
50年近く生きてきた成人男性である
施設長の元で働く一職員として、
上長にその判断能力がないのは、
誠に遺憾なことでありまする。
それを素早く指摘した主任に、
仕返しするかのごとく、逆ギレして、
その役割を振り返し、
押し付けようとした小者っぷりも…
失笑に値しますよ。
そして、
「緊急時の体制として、保育の人員を最低限に
縮小できるよう、ご家庭にも家庭保育のご協力をお願いして欲しい。」
という私たち職員の声を無視して、
彼は「保育園は通常通り開所している」という
お知らせを配信した。
そうですか…
職員には危険承知で出勤させ、
自分は安全、安泰の自宅待機ですか…
いつもながら、
世間体重視で手柄だけ持っていく、
責任感ゼロの中途半端なプライドばかりが
おありですね。
と私たち職員は思った。
それが一転したのが、区役所からの電話。
「公共の交通機関も運休し、
それに伴い、公立保育園は休園にて、
私立保育園も個々の判断で、
開所の決定をしてください。」
とのことだった。
ここで、初めて態度を一転させた施設長。
早々に休園を決め、私たちに出席予定の
ご家庭の保護者に電話で連絡して
お休みを依頼するようにとの指示が出た。
はいはい…
だから言ったでしょ。
遅い、遅い。
いつも通りの後手後手対応！
と苦笑いの私たち。
最初から
こちらの意見に耳を傾けておけばいいものを…。
こんな豹変が失笑を買っていることに
気付いているのかしら…
だから、人望ゼロ
いつもながらカッコ悪い最高責任者様です。
10人の子どもたちの保護者に個別で連絡すると、
その決定に不満そうだったのは2件のみ。
(その2件は本当に仕事なの？と思うご職業ですけど…)
他は休むつもりだったと…。
ほら、見てみなさい。
とほくそ笑んだ。
すると、園長先生がぽつり…
「こんなの初めてだよなあ、
保育園が休園なんて…。」
私も初めてです。
こういう緊急事態に、
オーナーでない園長先生が泊まり込みも
出勤もする気がなく、
職員にその全てを任せようとするなんて…
そして、時間を遡り、お昼休憩時のこと。
みんなが騒ついていた時、
13日に友人の結婚式の参列を控えた主任が、
その空気を和ますおもしろ発言を…
「でもね、結婚式をする友人(50代初婚)が
言ってたわ。
『大丈夫よ。
だってこの台風の名前は”ハピネス”なのよ。
だからきっと大丈夫。』
だって。」と…。
ふうん、と素直に聞いた私。
…でも思った。
こんな史上最強、最大級の台風で甚大な被害が
予想されて台風に、その名前はいくらなんでも
不謹慎じゃない？と。
その由来を知りたいと、早速検索してみたら、
この台風の名前は
「HAGIBIS ハギビス」
タガログ語で「スピード」という意味だった！
ねえ、ご友人の方、
頭とお尻しか合ってないじゃん。
「結婚式直前で
お友達の気分がハピネスなだけでしょ(笑)」
とツっこんでおきました。
話題に事欠かないな、台風19号HAGIBIS！
でももうお腹いっぱい。
どうか、何事もなく過ぎ去ってください。