今も、あなたの後ろに……
魔物が、居るじゃありませんか……
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~牡丹燈籠お露の怨み……✨
怪談、牡丹燈籠(ぼたん どうろう)は……
明治の三遊亭圓朝が、25歳の時の作品だ……
江戸時代末期の、1861~1864年頃……
浅井了意による御伽婢子(おとぎぼうこ)……
深川の米問屋に伝わる怪談……
牛込の旗本家で聞いた実話等に着想を得て……
創作された、『御伽』落語の怪談噺である……
新三郎に惚れて、焦がれ死にしたお露が……
亡霊となって毎夜、新三郎を訪ねてくる……
その昔……
東京都の外れにある、奥多摩地方に……
町田村という、小さな山村があった……
ここに、一人の冴えない男が住んでいた……
名を、梅三郎と言った……
梅三郎は、何を勘違いしているのか……
自分を、イケメンだと思い込んでいた……
しかも……
周囲には、自分のことを……
天使だと、言いふらしていた……
梅三郎は、周囲の人間から……
頭のおかしい、変態オヤジと思われていた……
当然、女性からも敬遠されていた……
しかし、梅三郎には……
取って置きの物が、あった……
でも、さすがの変態天使の梅三郎も……
色丹島に飽きてきた、そんな時に……
世の中には、物好きもいるものだ……
梅三郎が好きだという女が、現れたのだ!
しかも、美しいおなごであった……
女の名は、お露と言った……
周囲の者が、おかしいと思っていたら……
女は、この世の者では無かったのである……
しかし……
梅三郎が気づいたときには、遅かった……
怨霊と知りながらも、梅三郎は……
情欲が抑えられない、変態であった……
お露に取り憑かれた、梅三郎は……
精気を吸われていき、しだいに……
髪の毛も、抜けていった……
そして、遂には……
脱け殻、となってしまったのである……
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13th『The Power to Believe』2003年リリース


























