月曜日が目覚める……
Weekday……
水曜日が過ぎゆく……
Seek a way……
金曜日の夜がくる……
Dreams stay
Weekendを前に、わたしは……
ノスタルジックになる……
そう……それが……
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~ワイフとの出会い✨
それでも、確かに季節は……
春から、夏へと移っていった……
わたしは、徐々に……
元の生活を、取り戻しつつあった……
わたしは、ずっと休んでいた……
英会話スクールへ、再び通い出した……
そんな、ある日の授業……
アル・ディ・メオラに、少し似た……
韓国と、アメリカのハーフ……
髭の似合う、キムであった……
午後から降り始めた、雨のせいか……
その日に限り、生徒は二人しかいなかった……
それが、わたしとN子……
今の、ワイフであった……
その日の、授業内容が……
ロビーでの、ビデオ観賞に換わったのだ……
授業が終わり、わたしが帰ろうとしたとき……
彼女は、ロビーの窓から外を見ていた……
窓の外は、雨……
雨が、降ってる……
「どうしたの? 帰らないの?」
『わたし、傘を持ってきてないの』
「車で来てるから、送っていこうか?」
N子と出会ったのは、10月の終わり……
彼女は、映画や芝居や読書が好きだった……
クロード・ルルーシュが、監督の……
《愛と哀しみのボレロ》は……
彼女の、一番好きな映画だと言う……
フロントガラスに、当たる雨粒が……
歌声のように、響きわたった……
彼女を家まで送る間、楽しい会話が弾んだ……
N子との初デートは、ディスコへ行った……
名駅の笹島にあった、“ラジオ・シティ”だ……
「Part Time Lover」が流行っていた頃だ……
2回目のデートは、次の日曜日に……
福井県の若狭湾の方へ、ドライブに行った……
ところが、帰り道にハプニングが起きた……
車の、アクセルワイヤーが……
切れてしまって、動かなくなった……
休日のため、修理屋は何処も閉まっていた……
仕方なく……
海辺近くに宿を取り、泊まることに……
思わぬ出来事が、二人を急接近させた……
北陸の強い海風が、二人の夜を揺らした……
そして……
二年後に、二人は結婚した……
あれから、歳月は流れ……
今年で、三十二年が過ぎた……










