月曜日が目覚める……
Weekday……
水曜日が過ぎゆく……
Seek a way……
金曜日の夜がくる……
Dreams stay
Weekendを前に、わたしは……
ノスタルジックになる……
そう……それが……
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~S子との出会いと別れ〈後編〉🎵

名古屋の栄にある、繁華街の一つ……
女子大小路へ、遊びに行ったときだ……
ディスコを、梯子したときに……
S君の隣の会社の、女子社員たちと合流……
その後、二次会のスナックへと移動した……
当時はまだ、カラオケルームは存在せず……
カラオケと言えば、スナックやバーだった……
S子が、トイレへと席をたったとき……
わたしも、S子に続きトイレへ向かった……
あの日のわたしは、大胆であった……
個室での、S子との束の間の密会……
わたしたちが、席へ戻ると……
S君たちは、怪訝そうな目を向けた……
会計のあと、店を梯子する話になったが……
S子が、タクシーで帰ると言うので……
わたしは、S子を送ると言って同乗した……
ポカンとした顔の、彼らを後にして……
普通なら、ホテルへ向かう所だろうが……
紳士的にもわたしは、彼女を家に送り……
そのタクシーで、わたしも帰路に着いた……
次の日、彼女から聞いた番号へ電話した……
週末の休みに、ドライブの約束をした……
車は、兄貴の車を借りることにした……
S子は、二つ歳上の看護師であった……
週末の夜、彼女を乗せた車は……
海のドライブへと、知多半島に向かった……
愛知県最大の、海水浴場が……
知多半島にある、内海海岸だが……
その内海海岸の、少し手前にあるのが……
野間海水浴場であり、野間の灯台である……
当時の、野間の灯台の辺りは……
ガランとして、何もなかったが……
今では……
恋人たちの、聖地となり……
「絆の音色」とか……
「絆の鐘」が、設置されている……
野間の灯台の前には、広い駐車場があった……
夜の駐車場は、誰もいなかった……
会話が途切れたとき、わたしは……
助手席の、リクライニングシートを倒した……
車が少し揺れたのは、海の潮風のせいかな……
わたしは、カーウィンドーを少し開けた……
煙草の煙が、白い渦を巻いて消えていく……
さよなら、チェリーボーイ……
あれは……
二十歳を迎える、ひと月前の夜だった……















