堀越二郎と堀辰雄に
敬意を込めて。
観てきました
久々のジブリ作品なので期待をしてました
しかし、期待を上回るほどの出来でした
個人的に、ポニョからの作品はあまりパッとしませんでした
なので、五年ぶりの作品でここまで素敵な作品を作ってくれた宮崎駿監督
ありがとうございます
しかし、風立ちぬはジブリにしては多分、小さい子には向かないかと……
かなり内容が深かったです
私の場合、テレビの番宣特集を観てから映画を観たので内容が掴めました
まず、世界観がとても素敵
個人的に好きなものばかり描かれていました
大正・昭和
経済的苦境の中、軍国主義へと傾いていった激動の時代
第一次世界大戦の特需景気の反動と、1923年に起きた関東大震災の影響で、1920年代は経済的苦境が続いた
29年には世界恐慌が起き1930年代に入ると日本経済も危機的状況となる
31年には満州事変が起き十五年戦争へと突入
文化や生活も激動の時代で、大正ロマンから昭和モダンへと変容
大正デモクラシーの流れを受けた近代化と自由主義経済のもと民主政治が定着するはずが、軍国主義へと傾いていった時代
そんな中で生きる若者達
どのような思いで生きていたのだろうかと、考えさせられました
また、1923年の関東大震災も宮崎駿監督らしく描かれていました
また、堀辰雄と堀越二郎の生きた時代なので個人的に大好きな時代ですね(芥川龍之介や志賀直哉なんかも生きた時代ですね)
そんな時代背景の絵なので広告に「カブトビール」など描かれていてかなり興奮しました
←こんな感じで
そして、映像や色彩は相変わらず素敵でした
今回はジブリ初のスカートが靡くシーンを描いたとか
フワッとなんともリアルかつ、いい具合に強弱がついていました
色彩設計は2009年に辞めた保田道世さんが風立ちぬのために担当されたそうです
個人的に、色彩関係は苦手なので、保田道世さんは色でキャラクターの性格まで決めてしまう様な人なので尊敬します
また、ジブリでは初の大人の恋愛
ロマンティックなキスシーンも
堀越二郎の妻、里見菜穂子には感動しました
不治の病を患っていたが、二郎と婚約をし、影で二郎を見守っていた
しかし、己の死に様は見せまいと家を出る
二郎の夢と天国である中でのシーンでは
「ずっとここで待っていた人がいるんだよ」
そして、その空間の中での菜穂子との再開
そして菜穂子が言葉にしたのは
「二郎さん、生きて」
はい、ここで泣きました
この風立ちぬの内容の題材である「生きねば」という言葉の意味・深さが詰まっていました
ジブリはいつもハッピーエンドのパターンが多いのですが、今回は切ないラストでした
切ないかつ美しく描かれていました
もう一度観に行きたいくらいですね笑
iPhoneからの投稿



