パンイチです。

 

本日のテーマは「社内の派閥」についてです。

 

派閥は政治だけの話ではありません、当然中小企業にもあるあるです。

 

切磋琢磨してくれるのならいいのですが、内輪もめもよくあります。

 

私の感覚では、1チーム10人を超えると派閥ができます。

 

私の会社でも、パート社員15名ほどが働く部署がありましたが、パート社員の半数以上が一気に退職してしまうということがありました。

 

ただでさえ人手不足なのに、この時は本当に参りました。

 

原因を調査しようと社員から聞き取りをするのですが、、各人バラバラのことを言います。

 

人間合縁奇縁、もちろん好き嫌いもありますし、誰の言うことが本当なのかよくわからない。

 

とはいえ原因を調査するにはまず正しい情報が必要です。

 

そこで感情的な情報をすべて排除し、確実な事実のみを整理すると、正しい情報は下記の3つでした。

 

①パート社員の教育係であるベテラン社員Aのパワハラがあった

 

②社員Aとは別のベテラン社員Bの存在が大きい

 

③社員Aと社員Bがそれぞれ派閥を形成

 

この情報を正しいものとして「社員Aは社員Bの派閥社員にパワハラしている」という仮説に至りました。

 

そこで派閥を解消すべく二人とも担当部署から外しました。

 

その結果、職場の雰囲気は改善し、パート社員の離職もなくなりました。

 

中小企業の場合、ベテラン社員の戦力が大きく、このような問題が起こりがちです。

 

大企業のように異動させる部署も多くない中で、社員の人間関係に頭を悩ませている社長さんは多いと思います。

 

経営は日々待ったなしの判断を求められますし、時間にも限りがあります。

 

私の会社のように問題が大きくならないうちに、対応は迅速に。

 

ポイントは、事実情報を集めたら、情報を正しいものとして、仮説を立て決断する。

 

雇用は社員にとってもデリケートな問題ですが、他の社員のためにもぜひ英断していただきたいと思います。