注:この記事には私と同じようにパニック障害に苦しんでいる人を不安にさせる可能性があります。
もし少しでも不安になるような文章が苦手な方は、ここでそっとページを閉じて下さいね。
日本からオーストラリアのメルボルンへは羽田からシドニー、シドニーで乗り換えて国内線でメルボルンという感じで帰ってきました。
羽田出発は夜の22時。
シドニー着は朝の9時(時差1時間)なので、フライト時間は10時間。
日本からオーストラリアに帰る前日の夜は色々なことが頭をよぎり、いつも全然眠れないんですよね…。
今回もたぶん2時間眠れたかどうかで、この長時間フライトに挑むことになりました。
オーストラリアに帰る際、空港にむけてタクシーに乗り込む時は本当に辛くて、寂しそうに手を振って見送ってくれる両親。
涙を我慢してるけど、いつもタクシーの中で泣いてしまう娘。
この3週間、ちゃんと親孝行出来ただろうか?
もっと出来たことはあったんじゃないだろうか?
また2年後にこうやって、両親の元気な姿を見ることが出来るんだろうか?
違う国の人と結婚して、いつもそばにいてあげられない自分は親不孝ものなんじゃないだろうか?
両親の前では我慢してるけど、色んな感情が溢れてきて、タクシーの中では我慢できず、やっぱり涙を流してしまう。
いつもはタクシーの中で少し泣いて、空港に着いたら気持ちを切り替えることにしてるけど、今回はそれが出来ず、胃薬を飲んでるのに胃がしくしく痛み、パナドール(痛み止め)を1錠追加で飲みました。
基本的にパニック障害持ちの私は飛行機に乗る前はソラナックス1錠(0.4mg)と胃薬、酔い止め(アネロン)を必ず飲みます。
空港には余裕をみて3時間前に到着。
夜便の場合、機内食は食べずに飛行機に乗ったらすぐ寝るので、空港で夕食を食べるのですが、この日は全員食欲がなく、最後はモスバーガーで軽くフィッシュバーガーを食べました。
22時定時に飛行機は出発。
私は薬のカクテル☺️🍸️を飲んでいるので、眠気が物凄く、離陸を待たずに夢の世界へ…。
数時間後、パナドールが切れたのかまた急にお腹が痛くなり、トイレに行った後、もう1錠パナドールを飲み、再び眠りにつきました。
そして朝の5時頃、機内は寒いくらいだったのに、突然汗が吹き出るような暑さと自分ではどうして良いか分からないような気持ちの悪さを感じ(予期不安)、経験上「これはまずい」と思い、即座にソラナックス半錠を飲みました。
いつもなら、このまま10分じっと耐えれば、呼吸ももとに戻って大丈夫なのですが、この日は夜便で機内は真っ暗。
周りの人全てが寝ていて、機内は物凄く静か。
この静かな状態でパニック発作を起こしたらどうしようという不安が脳内をかけめぐります。
極めつけは前の席の人がフルでリクライニングを倒しており、パニック発作に加えて閉所恐怖症のような恐怖感も加わって、自分ではコントロール出来ない状態に。
席にじっと座っていることが出来なくなり、パニック障害になって18年ですが、初めてフライトアテンダントの人に助けを求めました。
静かに席を立ち、フライトアテンダントさん達のいる場所までは5席分。
何とか正気を保って通路を歩き、カーテンを閉めて、その瞬間にがくっと来て床に倒れこんだけど、フライトアテンダントの女性ふたりがすぐに来て、声をかけながら手を握ってくれてました。
パニック障害があること、薬をすでに飲んだから少ししたら発作はおさまること、それまで広い空間が必要でここに来たことを息も絶え絶えで何とか説明し、氷入りの冷たい水を出していただき、椅子に座らせてもらって、落ち着くまで背中をずっと優しくさすってもらいました。
自分には物凄く長く感じたけど、たぶん15分くらいだったのではないかと思います。
徐々に呼吸もちゃんと出来るようになり、冷や汗も止まって、顔色も真っ白だったのが血色が戻ったと言われ、酸素ボンベをオファーしてもらったけど、それは丁重にお断りし、お世話になったふたりに感謝を伝え、自分の席に戻って来ることが出来ました。
その後はソラナックス半錠を再び追加(不安を完全に消すため)
朝御飯までは倒れたように眠りました。
家族ふたりは機内食の朝御飯が運ばれて来るまで、そんなことが起こってるとは全く知らなかったので、発作を起こしてしまったけど、周りの人に迷惑をかけなかったことは良かったです。
朝御飯はしっかり食べることが出来、シドニーに到着。
降りる際、お世話になったふたりのフライトアテンダントの方も覚えていて下さり、「頑張ったね。良くなって良かったね」と、優しく声をかけてくれました。
うるうるしながら再度「本当にありがとうございました」と感謝を伝えました。
彼も娘もふたりにきちんと心からお礼を言ってくれて嬉しかった。
カンタスはオーストラリア在住だから何回も乗っていて、毎回不手際が多くて文句ばっかり言っていたけど、今回のフライトアテンダントさんの対応は完璧で、感謝してもしきれない程。
もうこれから何があっても、私はカンタスの文句をいうことはないと思います。
その後、ばたばたと国内線に移動し、さらに1時間ちょっとのフライト、さらにソラナックス半錠追加で飲み、大きな発作後だけど不安なく乗ることが出来ました。
今振り返ってみると、今回は飛行機に乗る1時間半前にソラナックスを飲んでいたんです。
タクシー移動が約40分、+空港で3時間。
飛行機に乗る前に5時間もあって、乗っている途中でソラナックスの効果が切れ(前日の睡眠不足、10時間の長時間フライト、感情の乱れ、腹痛も影響してると思う)今回の発作につながったんではないかと思っています。
次から長時間フライトの際は途中で半錠、または1錠追加で飲むようにしようと決めました。
パニック障害になってからもほぼ毎年飛行機には乗っているけど、今回が飛行機で起こった一番大きな発作だったと思います。
本当ならトラウマになって、次に飛行機に乗るのが難しくなってもおかしくないところだけど、カンタスのフライトアテンダントの方のおかげで、「発作は起こしてしまったけど大丈夫だった。助けてくれる人がそこにはいて、大きな発作後でもフライトを乗りきれた」という、前向きな記憶として私の中に残ったことで、飛行機にたいする恐怖心が増さずにすみました。
ソラナックスを明らかに飲みすぎているので、明日ごろには離脱症状に悩まされると思いますが、何はともあれ無事にオーストラリアに帰って来られて、今はほっとしています。



