今年も残すとこ2か月、ほんの少し経費に余裕があるので、今年はボーナスを支給してあげられそうなんですよ。皆本当に頑張ってくれました。景気がいい時は15人の社員がいたんですが、今はアルバイト2人と俺の計3人の会社です。アルバイトの1人は元社員なんですが、給料出せないから他を紹介するからそっちに行けと言ったんですが、給料はいらないから、手伝わせろ。K君はそお言い張って、もう1年。窮地は脱したけど、辛かったのは、学生時代の友達からの発注がきて、そつも社長なんだど経営難で入金が滞って催促するのが辛かったな。その時K君が、Sさんこの仕事なかったことにしましょうよ。って俺の肩もみながら言いやがったですよ。思わず涙がこぼれそうになっちまいましたよ。きっと俺の切ない気持を感じたんでしょうね。
その時K君が「うちは、給料やめて、成果報酬にしましようよ。」仕事がなかった時は報酬なし。1億稼いだら経費を取って残りを3等分にして僕にください。
3等分?うちはK君と俺の2人だよ。僕は、この会社が好きなんで会社にも報酬あげたいんです。面白い事とを言うとその時は思ったけど、今考えると、きっと1:2の取り分と言うことだったんだろうな。その後アルバイトを1人入れる事になり募集をかけて50人位が面接にやってきてその内の1人と話をしている時K君が自分の椅子を転がし応接テーブルの端に来て「うちの会社は給料は無いよ。でも頑張れば成果報酬は4分の1貰えるから。」面接の彼が、きょとんとしているのを見て思わず吹き出してしまった。面接終了後にK君に何であんな事言ったのか聞いてみた。「Sさん、彼の服装よく見ましたか、面接来るのに、ジーパンにスニーカーだったでしょ。横で話を聞いているうちに感じたんですよ、こいつ自分に自信がありそうだなって。少しいじりたくなって。」なるほど、でも、来ないんじゃないかなっ。その後、その彼がK君の隣で原稿の校正をしながら、1憶の4分の1は2500万ですよね、消費税はどうなるんですか?などと話をしているのを何度か耳にした。
会社での彼の呼び名がジーパンである事は言うまでもない。

