普段、腕時計をしていない。というか、現在、一個も持っていない。

携帯電話、財布など、忘れたり、無くしたりした事は無いのだが、腕時計だけは、過去、何度も無くしてしまっている。しかも、見つからずじまいで、一度たりとも戻ってこない。

で、自分には不必要なアイテムなんだろう、と思っている。実際、全く、不自由さを感じていない。

あ、でも、自転車の鍵を忘れた事が、、、、ま、乗って帰ろうとする時に気付いて、直ぐに戻ってきたけどね。

あ、でも、自転車に乗ってきた事、それ自体を忘れてて、徒歩で帰ってしまった事が、、、、ま、施錠は忘れなかったんで、誰にも盗まれず、無事、手元に戻ってきたけどね。

あ、でも、競馬場へ行った際、一緒だった彼女の存在を忘れて(万馬券を当てて、興奮してたもので、つい・・・)、一人で帰ってしまった事が、、、、ま、戻って来なかったけどね(“行方不明”という意味じゃないです・・・)。

で、自分には不必要な、、、、不必要な、、、、不自由さを感じていな、、、、いな、、、、ううっ・・・! 強がりでも言えない・・・!


男「ごめんね、呼び出したりして・・・」
女「何なの?」
男「俺の友達の田中っているんだけど、、、、知ってるよね?」
女「うん」
男「俺から君に伝えたい事があって、、、、田中に言伝を頼んだんだけど、“自分で、直接、言うべきだ”って断られたんだ。だから・・・」
女「え・・・?」
男「だから、君から田中に、俺から君に伝えたい事を聞いてみてくれないかな?」



女「ありがとう、送って貰っちゃって・・・」
男「あのさ、トイレに行きたくなったんで、、、、ちょっとだけ、部屋に上がらせてくれない?」
女「ゴメン、、、、うち、トイレが無い所なんだ・・・」
男「トイレが無い?」
女「お風呂は在るんで、、、、いつも、そこで、用を済ませてる」
男「・・・じゃあ、お風呂、貸してよ?」
女「共同なんで、隣の部屋の人から丸見えだけど、、、、構わない?」
男「白々しいな・・・」