電話が掛かってきた。

番号通知の表示には、見覚えが無い。でも、一応、出た。

ただし、念の為、無言で・・・。すると、むこうから、、、、





「なぁ、無視しないでくれよ? 謝るからさ、、、、俺、お前がいないとダメなんだよ」





完全な間違い電話だ。したがって、、、、





「お間違いじゃないですか? お掛けになった番号をご確認なさって下さい」





暫くの沈黙の後、ようやくの返答が、、、、





「誰だ?」





どすの利いた声で、、、、こっちが聞きたいわ。





「お教えする義理は無いと思いますけど・・・?」





今度は間を置かず、しかし、再度、どすを利かした言葉遣いの返答、、、、





「ふざけんな! 殺すぞ!!」





向こうから、通話は打ち切られた。

たまらんなぁ・・・。

そりゃあ、恥ずかしかったかもしれないけど、、、、逆切れもいいとこ・・・。

すると、また着信音が、、、、まさか・・・?

番号通知は先程と同じような・・・?

何度も、何度も、、、、学習能力が無さすぎる・・・。

やり過ごそうかとも思ったが、この先の事を考えれば、ここで、けりをつけといた方がいいだろう。





「もしもし」





今度は、こちらから先に応じた。





「やっぱり、半殺しで勘弁しといてやるよ!」





そう言い終えると、あっという間に、通話は打ち切られた。

今度は、間違いでは無かったようだ・・・。