<言葉>とは、自らの意思を伝える手段に、主に用いられるものだ。コミュニケーションの方法としては、最も正確で有るし、相手の理解も早い。
(手段としての)安易な性質を含んでいるだけに、叶う限り、都合良く受け取って貰えるよう、必要以上に利して、実際よりも大きな意味を持たせつつ、過分な脚色を加えてしまったりもする、、、、所謂、“嘘”だ。
嘘を吐く事、、、、これが真っ先に向けられるのは、大抵、自分へ、だ。
順って、当然、その自覚は無い(それこそが狙いだし、順当な効果だから・・・)。
虚偽がバレて、全てを見透かされても、猶、人が(見苦しくも)言い訳雑じりの弁明を労したりするのは、こうした、事前の自己暗示に因っているのだ。
『ゴメンね、何度もすっぽかしちゃって、、、今日も忙しくて、会えそうも無いんだ・・・』
「気にすんなよ。仕事だから、仕方が無いよ。折角、頑張ってんのに、一々、俺に気遣ってたんじゃ、能率も落ちるし、支障を来し兼ねないだろ? ホント、一段落ついて、ある程度、余裕が出来たらでいいんで、そしたら、連絡くれよ」
『うん、分かった、、、、そうする。ありがとう、、、、じゃあね・・・』
素早く、こっちから、電話を切った。
三日後.......
まだ、連絡は来ない、、、、屹度、頑張ってんだな。
一週間後......
まだ、連絡は来ない、、、、一度、こっちから・・・? いや、一週間か、そこらで、目処が立つようなプロジェクトなら、最初から、そう言うだろうしな。煩わしたくは無いし、暫くは、そっとしていてやろう。
三週間後......
まだ、連絡は来ない、、、、何か、問題が起きたのかな? でも、何が有ったにせよ、俺が役立てるような事じゃないだろうし、、、、力になれないのは悲しいけど、だからって、その気持を押し付ける訳には行かない・・・。
一ヵ月後......
まだ、連絡は来ない、、、、便りが無いのは、無事な証拠だ。とはいえ、少し心配だな。無理してんじゃないかな? でも、向こうから連絡してくれる筈だから、、、、必要としてくれていれば・・・。
三ヵ月後......
まだ、連絡は来ない、、、、もう、こっちから、連絡しても構わないだろう。ただ、ぐだぐたしている内に、完全に、タイミングを逸してしまった感が・・・。どうしよう? 恐らく、別れるつもりなんだろう、、、、彼女の生活環境が激変して、それと同時に、俺の居場所も取り除かれたらしい。新しい未来へと突き進んでいる人間には、後ろを振り返る余裕が無い、、、、ていうか、リアリティーが無いんだろうな・・・。
半年後......
まだ、連絡は来ない、、、、自然消滅、確定、ってところだ。何かしら、けじめは付けたいけど、、、、こういう形を、向こうが望んでいる以上、“往生際が悪い”と受け取られないような真似は控えるべきかな。今更だし、誰も得しない・・・。
一年後......
携帯電話に、彼女からの着信が・・・! 漸く落ち着いてきてたのにな・・・。でも、無視する訳にも行かないだろう、、、、とりあえず、平静を装わなきゃ・・・。
『久しぶり、、、、元気だった?』
「まあ、ぼちぼちかな。そっちは?」
『うん、元気だよ』
「・・・で、何?」
『・・・ごめんね』
「え? 何で?」
『ずっと連絡しなくて・・・』
「いや、それは、、、、そっちが好きな時に連絡してきてくれればいいって、俺が言ったんだし・・・」
『でも、怒ってたでしょ?』
「怒ってたなら、そんな事、言わないよ」
『その時は怒ってなかったかも知れないけど、、、、忙しさに感けて、あたし、ずっと放置してたし・・・。気が付くと、そっちから、連絡が来なくなってて、、、、あたしが悪いんだけど、遂に見限られたのかなって・・・』
そうか、、、、俺は、怒ってたんだ・・・!(実際、いじけてたに過ぎないけど・・・) ごまかして、それに気付かぬよう、理屈を捏ね繰り回し、自分を偽り続けていただけで・・・。
しかも、粗、一年間にも渡って・・・。
「それで、連絡し辛くなってた・・・?」
『うん・・・』
「でも、連絡してきた・・・?」
『うん・・・』
「自己嫌悪・・・」
『え?』
「所詮、男だな・・・」
『分かんない』
「あの~、物凄く謙って訊くけど、、、、もう、新しく付き合ってる人、居る?」
『・・・居たら、こんな電話、掛けてくるかな?』
「一応のけじめとしては・・・」
『答えになってるか、分からないけど、、、、そっちは、もう、新しく付き合ってる人、居るの?』
(手段としての)安易な性質を含んでいるだけに、叶う限り、都合良く受け取って貰えるよう、必要以上に利して、実際よりも大きな意味を持たせつつ、過分な脚色を加えてしまったりもする、、、、所謂、“嘘”だ。
嘘を吐く事、、、、これが真っ先に向けられるのは、大抵、自分へ、だ。
順って、当然、その自覚は無い(それこそが狙いだし、順当な効果だから・・・)。
虚偽がバレて、全てを見透かされても、猶、人が(見苦しくも)言い訳雑じりの弁明を労したりするのは、こうした、事前の自己暗示に因っているのだ。
『ゴメンね、何度もすっぽかしちゃって、、、今日も忙しくて、会えそうも無いんだ・・・』
「気にすんなよ。仕事だから、仕方が無いよ。折角、頑張ってんのに、一々、俺に気遣ってたんじゃ、能率も落ちるし、支障を来し兼ねないだろ? ホント、一段落ついて、ある程度、余裕が出来たらでいいんで、そしたら、連絡くれよ」
『うん、分かった、、、、そうする。ありがとう、、、、じゃあね・・・』
素早く、こっちから、電話を切った。
三日後.......
まだ、連絡は来ない、、、、屹度、頑張ってんだな。
一週間後......
まだ、連絡は来ない、、、、一度、こっちから・・・? いや、一週間か、そこらで、目処が立つようなプロジェクトなら、最初から、そう言うだろうしな。煩わしたくは無いし、暫くは、そっとしていてやろう。
三週間後......
まだ、連絡は来ない、、、、何か、問題が起きたのかな? でも、何が有ったにせよ、俺が役立てるような事じゃないだろうし、、、、力になれないのは悲しいけど、だからって、その気持を押し付ける訳には行かない・・・。
一ヵ月後......
まだ、連絡は来ない、、、、便りが無いのは、無事な証拠だ。とはいえ、少し心配だな。無理してんじゃないかな? でも、向こうから連絡してくれる筈だから、、、、必要としてくれていれば・・・。
三ヵ月後......
まだ、連絡は来ない、、、、もう、こっちから、連絡しても構わないだろう。ただ、ぐだぐたしている内に、完全に、タイミングを逸してしまった感が・・・。どうしよう? 恐らく、別れるつもりなんだろう、、、、彼女の生活環境が激変して、それと同時に、俺の居場所も取り除かれたらしい。新しい未来へと突き進んでいる人間には、後ろを振り返る余裕が無い、、、、ていうか、リアリティーが無いんだろうな・・・。
半年後......
まだ、連絡は来ない、、、、自然消滅、確定、ってところだ。何かしら、けじめは付けたいけど、、、、こういう形を、向こうが望んでいる以上、“往生際が悪い”と受け取られないような真似は控えるべきかな。今更だし、誰も得しない・・・。
一年後......
携帯電話に、彼女からの着信が・・・! 漸く落ち着いてきてたのにな・・・。でも、無視する訳にも行かないだろう、、、、とりあえず、平静を装わなきゃ・・・。
『久しぶり、、、、元気だった?』
「まあ、ぼちぼちかな。そっちは?」
『うん、元気だよ』
「・・・で、何?」
『・・・ごめんね』
「え? 何で?」
『ずっと連絡しなくて・・・』
「いや、それは、、、、そっちが好きな時に連絡してきてくれればいいって、俺が言ったんだし・・・」
『でも、怒ってたでしょ?』
「怒ってたなら、そんな事、言わないよ」
『その時は怒ってなかったかも知れないけど、、、、忙しさに感けて、あたし、ずっと放置してたし・・・。気が付くと、そっちから、連絡が来なくなってて、、、、あたしが悪いんだけど、遂に見限られたのかなって・・・』
そうか、、、、俺は、怒ってたんだ・・・!(実際、いじけてたに過ぎないけど・・・) ごまかして、それに気付かぬよう、理屈を捏ね繰り回し、自分を偽り続けていただけで・・・。
しかも、粗、一年間にも渡って・・・。
「それで、連絡し辛くなってた・・・?」
『うん・・・』
「でも、連絡してきた・・・?」
『うん・・・』
「自己嫌悪・・・」
『え?』
「所詮、男だな・・・」
『分かんない』
「あの~、物凄く謙って訊くけど、、、、もう、新しく付き合ってる人、居る?」
『・・・居たら、こんな電話、掛けてくるかな?』
「一応のけじめとしては・・・」
『答えになってるか、分からないけど、、、、そっちは、もう、新しく付き合ってる人、居るの?』