世の中には、じゃんけんの重要性を認めていない人が殆どだろう。
勿論、意中の女性をGETする場面にも、宝くじを的中させる状況にも、一切、活用される筈の無い、勝者の決定方法だ。
しかし、あらゆる前段階で、例えば、意中の女性に対し、競争相手との関係に於いて、一番最初にアプローチできる権利の獲得だったり、宝くじを購入する際の、順番を争った末の落着だったり、“じゃんけん”という手段が重宝するケースは、案外、多いのだ。
書きながら、思い出したが、<賭博黙示録 カイジ>という漫画で、じゃんけんを取り扱ったものが在った、、、、ああいう、本格的な取り組みでは無くて、只の賑やかし程度の、おちゃらけた解説に過ぎないんで、「何だ・・・」と思った人は、此処まで読まされた不幸を呪いの言葉にて詰りつつ、今からでも遅くないので、スルーしちゃって下さい。
よく言われるのが、男は傲慢だから、自信たっぷりに、パーを出してくる確率が高くて、女は非力だから、武器としての使い勝手をイメージし、刃物が最も強そうに思い込んでいるので、チョキを出してくる確率が高くて、オカマは(開けっ広げな一方で、実際には)秘密主義だから、“手の内”を隠したがるので、頑なになりがちな為、グーを出してくる確率が高い、、、、というの・・・。
こんな、程度の低い心理分析からの実用は、一切、無視するのが懸命、、、、性別のみで、有効な対策を講じられるのなら、誰も苦労しない・・・。
僕の遣り方は、もっとシンプル、且つ、実戦的、、、、相手に関係なく、自分のペースに引き摺り込む、誘導型の術です。多少、テクニックは要るけれど、上記の識別法よりは、成果を期待できます。
それは、後出しです。
あ、物は投げないで、、、、物は投げないで下さい。僕の方は、実際、痛くも痒くも無いですし・・・。
正確には、相手の方に後出しさせるのです。より簡単に言っちゃえば、こっちが早出しする訳ですよ。「じゃんけん、ポイ」の、“けん”の辺りで(理想としては、“けん”が言い終るか言い終らないかのタイミングで、欲を言えば、“けん”と“ポイ”の、丁度、間くらいを見計らうのがベスト)、もう、出してしまいましょう。
基本、じゃんけんをする際、潜在的に、人は、後出しする事を怖れています。先程、物を投げ付けてきた方々がご認識の通り、それが反則行為だからです。一方、早出しは・・・? 明確なルールが適用されていなければ、“反則”と受け止める人は居ないでしょう。ここが、盲点なのです。
「早出ししといて、負けちゃったら、話にならない」と思われるでしょうが、、、、負けません(効果には、多少、個人差が御座います)。申し上げた通り、潜在的な恐れから、後出しする(させられる)人間は、後に非難されないように、思わず、“勝たない”選択をしてしまうのです。
勿論、相撲で言えば、適切な立ち合いでは無かったので、勝負の無効を訴えてくる事が予想されますが、それでも構わないのです。後出ししておいて、負けるなんて、通常の認識では考えられませんから、間抜けな空気が漂うと共に、ごり押ししてきたかのような印象が残ります。それでも遣り直すとなれば、否応も無く、“負い目”が生まれる訳です。文字通り、相手は、大きな負のエネルギーに包まれますから、その必然として、此方へと、勝ちの機運が流れ込んでくる、、、、という具合です。
再試合では、圧倒的に優勢の精神状態で(相手にとっては、圧倒的に劣勢の精神状態で)、勝負に臨めるでしょう。自分のタイミング、ペースで、切り出せる筈です。相手は、唯、出遅れない事のみを留意するので、出してくる手は、単純な発想に滞り、最初に出してきた手とは違う二つの内の何れか、、、、勝つ確率は、50%・・・、負けない確率は、100%・・・(再々試合では保証できません)。
これは、言わば、神経戦なので、重要な場面でしか活かせません。「誰が全員分の昼食を買ってくるか」なんて、ほのぼのした情景に於いては、その時々のノリで、仕掛けてみても、適当に言い含められる危険が有ります。そもそも、後出しする事を怖れるとも思えませんしね。
それと、同じ相手に、二度は使えませんよ(お察しでしょうが・・・)。
ね、只の賑やかし程度だったでしょ?