引ったくり事件が発生、、、、犯人は盗ったカバンを小脇に抱え、逃走します。しかし、被害者も気圧されず、直ぐに追い掛けて行きます。

犯人は、人混みに紛れ込む為、大きな通りに向かって、逃げていました。それを察した被害者は、追い付きそうに無い事も悟り、切迫した感じで、叫び声を上げます。


「誰か~! 捕まえてくれ~!」


丁度、犯人が走って来る路を、向き合うように歩いていた九太郎くん、、、、被害者の、渾身の叫びに反応し、辺りを見回すと、目の前からの状況を瞬時に理解しました。

九太郎くんは、道路の中央に移動し、待ち構えます。


「どけ~!」
「あ、はい・・・」


犯人の要求に対して、返事までしつつ、あっさり従い、路を空ける九太郎くん、、、、犯人は通り過ぎて行き、大通りの中へと消えて行きました。
そして、九太郎くん、、、、続いて、遣って来る被害者には、タイミングの良いタックルを食らわせ、地面へと浴びせ倒してしまいます。


「何だ、てめえ!? 何で、こんな真似をしやがる!?」


(被害者の)当然の文句に、九太郎くんは不可解そうな顔をして、平然と言い放ちます。


「だって、あなたが、“捕まえてくれ”って言ってたから・・・? で、あなたを捕まえてあげたんです」