僕は、社交的なタイプでは無い。だから、仮令、絶世の美女から、熱烈なお誘いを受けたとしても、多分、応じられないだろう、と思う(飽く迄も、仮令、ね)。
美女「〇〇君、飲みに行かない?」
僕 「ごめん、俺、アルコール、駄目なんだ」
美女「そうなんだ・・・。じゃあ、何か、食べに行こうか?」
僕 「ああ、、、、俺、食い物の好き嫌いも激しいんで、一緒に食事する、となると、あれも食べれない、これも食べれない、って感じで、屹度、不愉快になるだけだよ」
美女「別々のを食べれば好いじゃない・・・?」
僕 「となれば、それなりに、ちゃんとしたレストランとかに行く事になるけど、、、、俺、食い物に執着しないんで、料理とかに詳しくないし、勿論、ワインの銘柄が如何とか、全くの無知なんで、君に恥を掻かせかねないし・・・」
美女「そんなの、気にしないよ」
僕 「悪い、、、、俺が気にするんだ・・・」
美女「・・・そう、、、、分かった・・・。じゃあ、、、、じゃあね」
最後、彼女が何を言い淀んだのか、、、、痛い程、理解できる・・・。こういう場合の、定番の台詞を言おうとしたものの、結局、相応しくないと判じて、それを封印したのだ。
「じゃあ、又、今度ね」
こうも、けんもほろろに拒まれれば、“今度”は無さそう、と判断して、然るべきだ。
詰るところ、てめえは、どんな付き合いが理想なんだ? という話にもなる、、、、やる気が無いのか? と・・・。良く分からない、というのが本音なんですが、、、、でも、こんな、即物的な男には、そもそも、理想なんて存在しないんですよ。なるようになる、、、、ならなくても、それが運命、というよりは、自らの資質、分相応の結実なのだ、と・・・。背伸びしても、飛び立てる訳じゃない、、、、何れ、踵から着地しなければならない。背伸びしている間は、歩く事も儘なりませんから・・・。
こんな不甲斐無さなのに、悪評が広まらず、極、極、稀にでも、お誘いが来るのは、がっついていないように見えるからでしょう。
でも、実は、、、、「じゃあ、又、今度ね」については、半ば期待している・・・、先ず言われないんで、一寸、憧れる台詞・・・。
ま、何にしても、、、、生命力が弱すぎるな・・・。