子供「ねえ、パパは、何で、いつも、ママの言いなりなの?」
パパ「へ? 何を言ってるんだ、、、、パパだって、言う時は言うさ」
子供「本当かなあ?」
パパ「パパを疑うのか? 悲しいな、パパ、悲しいな・・・」
子供「じゃあさ、今日の夕食で、ママの作った料理にケチつけてよ。こんなの食べられたもんじゃないって・・・」
パパ「ママの作る料理は最高だぞ」
子供「そんなの関係ないよ。パパが、ちゃんと、ママに意見できるか如何かを知りたいだけなんだから・・・」
パパ「駄目だ。嘘は吐けないな、、、、子供の前なら尚更だ」

子供は不服の表情を浮かべて、暗に抗議したが、父親は、首を横に振るだけだった。


その日の夕食、、、、沢山の料理がテーブルの上に並び、置かれていく。子供は、もう、食卓に着いており、父親は、後から、席に着いた。母親は、未だ、食事の準備に追われていた。

父親は普段の癖で、先に出された、幾つかの料理を摘み食いし始める。すると、何故か、父親の顔は蒼褪めていく。

パパ 「これは・・・?」

父親は感付いて、子供の方を見遣る。子供は、ほくそ笑んでいた。そう、こっそり、母親の作った料理の全てに、目一杯のタバスコをぶち込んでいたのだ。

パパ「謀りやがったな・・・!」
子供「さあ、男の威厳の見せ所だよ、パパ・・・」

そうしている内、母親が作業を終え、食卓へと着いた。

ママ「お待たせ、、、、じゃあ、戴きましょうか」
パパ「一寸、待って、ママ、、、、とてもじゃないけど、この料理は食べられたもんじゃないよ」
子供「おお!」

子供は喜んで、大興奮した。そして、父親は、更に、言葉を続けた。

パパ「だから、食べちゃ駄目だ。でも、これは、全部、僕が食べるからね。二人は、出前でも取って、安全な物を食べなさい」