催眠術には、掛かり易い人と掛かり難い人、それぞれらしい(自分のカウントで、眠りに付いてしまうアホは論外として・・・)。
催眠術師「さあ、リラックスして」
被験者 「え? え? リラックスするんですか? ど、どうすれば・・・? ど、どうしよう?」
催眠術師「落ち着いて、、、、大丈夫だから」
被験者 「落ち着く? どうやって? あ、大丈夫って言ってくれたし、、、、そうなんですよね? そうだ、あたしは大丈夫・・・、大丈夫・・・。大丈夫だって! 落ち着け! 落ち着くんだ、あたし・・・!」
催眠術師「(小声で)駄目だな・・・」
被験者 「駄目? あたし、駄目なんですか? 死んじゃうんですか、あたし・・・? 嫌だ・・・、死にたくない・・・。うぇーん!」
大勢のギャラリーが見ているので、催眠術師も止めるに止められない。
(ここからは、全て、小声で・・・)
催眠術師「聞いて・・・。何もしないから、、、、ただ、人が見てるし、期待を裏切る訳に行かない・・・、そこで、掛かった振りをしてくれないかな? そういう振りするだけなら、恐くないでしょ?」
被験者 「振り? 振り? 催眠術に掛かった? どういう・・・?」
催眠術師「イメージを膨らませて、、、、ベタなので構わないから・・・」
被験者 「分かりました、、、、やってみます・・・」
催眠術師は観客に向き直り、大見得を切る。
催眠術師「さあ、色々、手こずリましたが、、、、彼女は、漸く、催眠状態に陥りました。では、早速、始めましょう。(被験者に向かって)どうですか、今の気分は?」
被験者 「ひっく、気分? やってらんないわ~、全く・・・。毎日、上司のセクハラが酷くてさ、、、、会社に行くの、憂鬱なんだあ。気晴らしに、こんなとこ来たけど、運が悪くて、指名されて、壇上に上げられちゃうしぃ、、、、うい~、ひっく、こんな人生、もう、イヤ~! 死にたい~!おぇ・・・!」
催眠術師「・・・酔っ払うのとは、全然、ちげぇよ・・・」