カーナビが役に立たないと、カーナビに向かって、怒っている人とか居ますよね?

その機能を謳って、売られている商品なのだから、完璧さを求めるのも当然かもしれませんが、カーナビに毒づいても、、、、めんどうでも、クレームはメーカ側に出さないと、理不尽さを通り越して、何か、滑稽です。

下手すると、カーナビの失態を喜びつつ、悪態づいたりしていて、、、、

「いやいやいや、さっきと言うてる事がちゃうやん。行き止まりやから、俺が判断して、別の道を来てんのにな、お前が初めから指示してたみたいに、今更、『そこを左に曲がって下さい』って、どういう事やねん。アホちゃうか? 俺の手柄を盗んなや」

偏見かも知れないけど、関西の人は、特に嬉しそうなんです。何か、カーナビを人みたいに扱うんですよね。

ても、幾ら言って聞かせようが、人では無いですから、直ぐには直りませんよ。






 人  「お前な、そっちに行ったら、高速道路の方に出ちまうだろ?」

カーナビ「大丈夫だって。俺は衛星を使って、上空から見通してんだぜ? 地上に這い蹲っている奴なんかの目より、余っ程、確かだろ?」

 人  「目を疑ってんじゃねぇんだよ。お前の判断を疑ってんだ」

カーナビ「カチーン! もう好いよ、勝手にしろよ。これから、何一つ、喋らないからな。大体、偶々、一、二回、間違ったくらいで、ごちゃごちゃ、ごちゃごちゃ、煩いったら・・・。トータルで考えれば、全然、役に立ってる筈なのに、、、、不当な非難だよな。TVで、お笑い芸人とがが、面白おかしく、俺らの弱点を取り上げて、下品な受けを狙いに行ったりするから、お前ら、愚民どもも尻馬に乗って、言いたい放題なんだろうな。揚げ足を取る以外に、ユーモアを見出せないんですかね? 唾棄するだけが楽しみなんて、情けない連中だよ」

 人  「何一つ以上は、確実に喋ってるからな」

カーナビ「別に構わないじゃん。俺の言う事は信じないんだからさ、無視すりゃ好いだけの事じゃん」

 人  「ムカつくな、コイツ・・・。分かったよ。そんだけ、自信が有るなら、お前の指示通りに行ってやるよ」

カーナビ「最初っから、そうすりゃ良かったんだよ、全く・・・」



数十分後、、、、車は、きっちり、高速道路のICに到着した。



 人  「おい・・・!」

カーナビ「あれれれれれれー? おっかしいなー?」

 人  「もう、結構、、、、自力で行くわ」

カーナビ「そんな事、言うなよ。もう一度、目的地をインプットしてくれよ」

 人  「同じだよ。お前らに、そんな柔軟性は無いだろうが」

カーナビ「おい、どっちに行くつもりだ? そっちは駄目だぞ?」

 人  「黙れ!」

カーナビ「いや、本当だって、、、、そのまま、真っ直ぐに行ったら、崖の在る処に、ぶち当たる・・・」

 人  「は・は・は・はーだ。そりゃ、大変だな?」

カーナビ「信じてくれって!」

 人  「信じろ? どのスピーカーが、そんな事、言ってんだ? 笑わせんな!」

カーナビ「せめて、スピードを落とせって、、、、信じてくれなくても良いから・・・!」

 人  「抜け抜けと・・・」

カーナビ「画面のマップを確認してくれ! このままだと、車ごと崖の下に真っ逆さまだ! ・・・頼む!」

 人  「こんな街中に、崖なんか在るか! 近日中には、お前なんか取り外して、せいせいす、え?、、、、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



後日、損傷も無く、取り出されたカーナビが、警察での事情聴取を受けている。



刑事 「話して、楽になっちまえよ。建設中の高速道路に侵入するに到った経緯だが、、、、一体、何が有った?」

カーナビ「もう、どうでも好いよ。どうせ廃棄処分にされちまうんだろう? だったら・・・」

刑事 「それは、裁判の結果次第だ。少しでも、良い印象を持たれた方が得だぞ? 稀だが、職場復帰を果したケースだって、過去には有るしな」

カーナビ「それは、ドライバーの、著しい不手際が認められた場合でしょ? 今回は当て填まりませんよ。俺が、明らかに、しくじったんですから・・・」

刑事 「だから、その辺りの事を詳しく教えて欲しいんだな、こっちとしては・・・」

カーナビ「詳しく? 俺がプロとして、ドライバーの人生をナビし損なった、、、、その真実だけで、充分なんじゃないですかね、、、、刑事さん・・・?」






何のこっちゃ。。。。