最近、ずっと、頭痛が続いていた。でも、ある朝、起きたら、治まっていた。

安心して、欠伸した瞬間、自分の目から、突然、緑色の、キザキザのビームが飛び出してきた。

吃驚した。

母親に相談したけど、取り合って貰えなかった。すると、又、例の怪光線が発射されて、母親を跡形も無く焼き尽くしてしまった。

恐くなったので、病院へ行った。でも、やはり信じて貰えなくて、悔しくなった。ビームを見せれば、又、扱いも違ってくるだろうと思い、少し念じてみたら、結構、簡単に出せれた。今度は気をつけて、人の居ない方に向けたので、誰も焼け焦げなかった。

病院の先生は驚いて、政府の極秘研究機関を紹介された。僕は断ったのだけれど、ある夜、無理やりに連れて行かれた。

何度も何度も、身体を調べられたけど、何も解らなかったらしい、ただ、その際、不意に怪光線が出てしまい、何人かを殺傷した。

ある時、ガラス張りの部屋に入れられて、目の前に置かれたモルモットを、例の光線を出して、殺すように命じられた。僕は嫌だったので、拒否したけど、やらなければ、僕の事を殺してしまう、、、、そう言われた。僕は悲しくて、悲しくて、仕様が無くなって、凄く泣きたくなってしまった。すると、念じても無いのに、ビームが目から飛び出して、あっという間に、モルモットを焼き殺してしまった。僕は、又、悲しくて、悲しくて、仕様が無くなって、更に、凄く泣きたくなってしまったんだけど、そうなると、もう、僕の破壊光線は止まらなくなってしまって・・・。

気が付けば、辺り一面は焼け野原で、研究施設自体が存在しなくなっていた。

僕は一人残されて、漸く悟った。この光線は、僕の涙だったんだ。

これから、如何しようか、、、、僕は考えた挙句、初めは自殺しよう、と、思ったんだ。でも、僕の目は僕に向けられないし、出来るとしても、下半身と、上半身の一部を消滅するだけだ。それで、充分に死ねるだろうけど、頭は残されてしまう。この部分が残されると、光線の機構が解析されて、悪用される恐れも有る。

だから、僕は生きる、そう決めたんだ。僕が悲しくならず、楽しく過ごせるような世界を、僕の力で、堂々と作り上げるんだ。屹度、誰にとっても素晴らしい条件なのに違いない。これは、絶対に叶えられる筈、、、、なぜなら、そうならないと、皆、僕に焼き尽くされちゃうんだからね。