ちち-おや【父親】
プライドが高く、体裁を気にする。
昔、母親なんかと言い争いをしていると、その内、奥の方から、「何事か」という風情で、微かに険しい表情の父親が登場し、睨め付けるが如く、状況を見回すのだ。でも、何も言わない。
僕と母親は、基本、その存在を無視する。口論を続ける事も有れば、一時中断して、父親が引っ込むのを待ったり、、、、諍いの盛り上がり具合にも拠るのだ。
但し、実際、こんな事で、相手も退きはしない。のこのこ出て来ておいて、何らの影響も及ぼせないのでは、体裁が悪い、、、、というところだろう。
そんな時の一言が・・・これだ!
「何度も、同じ話を繰り返してんじゃない」
それでも、決着しないんだから、これ以上、論戦を繰り広げても無駄な事だ。話は聞いていたし、両者の言い分、各々、全て、分かっているが、自分が介入してみたところで、何の解決策も見出せない。だから、喧嘩は止めろ、、、、という道理に繋げたいらしい。
僕が、父親から学んだ事は、(行き詰まった)物事を何の様に諦めるか、、、、だ。そして、母親から学んだ事は、(邪魔臭い)相手を何の様に切り捨てるか、、、、だ。
「同じ話を何度も聞いときながら、今更、呑気に現れて、如何にも“自分だけが分かっている”ような、振った戒めなんか言って来ないでよ! 鬱陶しい!」
あ、母親の(父親への)切り返し(の文句)ね・・・。