路上にて、大破した事故車が微かな煙を立てて、横たわっている。
この姿に、僕は、悲しさを覚えた。
しかし、当然ながら、怪我人が出ている筈、、、、ひょっとしたら、死亡者となっているかも知れない。
僕が当初の現場に居合わせて、人が損傷した生身の痛ましさを目の当りにしていたら、正直、悲しさを思うよりも先に、気持は退いてしまっていただろう。
人の死や動物の死に、一際、悲しがる事は無い。それは、何れ、自身にも訪れる訳で、余りにリアル過ぎるのだ。
自分は、冷たい人間なのだろうか、、、、少なくとも、温かくは無いし、他人からも疎まれ易い。
このままだと、ずっと一人ぼっちに生きていくのだろう、そう思ったら、、、、涙が流れ出た。
“悲しみ”とは、“死”に直結せず、成り立つもので、、、、生きる事に等しく、伴うのだろう。