「どうして、昨日、学校を休んだんだ?」

「親戚に不幸が有ってね。」

「へえ、、、、誰が亡くなったんだ?」

「いや、誰も死んでない。ただ、伯父が食中毒で入院してね。一族の全員が駆けつけなきゃならなくて・・・」

「そりゃ、不幸には違いないけど、、、、仕事や学校をほっぽり出してまで、親族一同が会する程の事か?」

「伯父は結構な資産家でね。しかも未婚だし、近しい身寄りは居ないんだよ」

「遺産目当て?」

「一応、均等に分けられる事にはなってるんだけどね。それでも、かなりな額になるから」

「ご機嫌伺いの為に、親に連れてかれたんだ? それは災難だったな」

「ていうか、伯父のほうから呼び付けられたんだよ、疑心暗鬼になってて、誰かが毒を盛ったんじゃないかって・・・」

「穏やかじゃないな」

「まあね。でも、伯父の狂言なんだよ」

「何で、そう言い切れるんだ?」

「だって、これまで、どんな毒を盛っても死ななかったんだから」