それは3日前、とときちと電話をしている時でした。とときちとは、神奈川に住んでいる私の彼氏です。
とと: わたし、考えたのよ
まめ: なに
とと: あなた、ビキニ着ない?オレンジが似合うと思うのよ。バレンシアオレンジ!
まめ: …ビキニ?
何言ってんだこいつは!
とときちの話し方が気になる人もいるかもしれませんが、とときちは大変礼儀正しく、普段からこう、岸部一徳のような話し方をします。
私は生まれてこの方軽肥満。
下半身に脂肪がつきやすいタイプで、とにかく代謝が悪い。おしりも大理石のように冷たい。
制服のスカートをゴムで補正し、ズボンは伸びやすい生地を採用し続けてきた。
そして間食が大好き。仕事帰りに食べるセブンイレブンのポークフランクは格別だ。ポークフランクが大好きなので、私はコンビニ各社の利きポークフランクをすることが出来る。利きブリトーもできる。
ビキニ、というのは本当に空想上の生き物に等しい存在だった。
私の体格を簡単に言えば、おかずクラブのオカリナだ。150cm60キロ。しかしオカリナは愛嬌があって面白いし、かわいらしさのあるぽっちゃりだ。うちの田舎でいう、「おかしもぜ」。
一方の私は面白いが、ダミ声だし、とても声がでかい……出川?出川かな。
そんな出川にお前は、ビキニを着ろと…?
まめ: リアルがちで…?(脳内の出川を引きずってしまった)
とと: そうよ~今年は海に遊びに行きましょう𓇼
まめ:ん〜確かに、ビキニを一生着ることも無かった、っていうのもちょっと、さみしいねぇ
でもわたし太ってるから、湘南とかじゃなくて、ハワイとかもっと、ゴージャスでグラマラスな人がたくさんいるところがいいな……
とと:まめちゃんは太ってなんかない!(激怒)
とときちは自虐がとても嫌いだ。絶対に見た目を悪く言うことがない。特殊なメガネをかけているのか。彼氏にはこの出川、吉岡里帆か何かに見えているのだろうか。。。やさしいけど。。こわ。。。
ビキニを着たらさすがに出川だとバレてしまう。こうなったらなんとか吉岡里帆に近づくしかないな。。。。無理や。
と思いながら、そっと電話を切った。