こんにちは!
カウンセラーの横田です![]()
今日は、突然春になりました。かなり暖かくて外を出歩きたくなります!
今日のカウンセリングは室内でなく散歩しながらにしようかな(笑)
本日は、私のカウンセリングルームの方でも紹介された、アメリカの最新心理療法について記載します。
アメリカの心理療法はめざましい進化をとげています。
日本では、第2世代の認知療法でさえも駆使するカウンセラーが少ないのに、アメリカは、さらに先をすすみ第三世代に入っています。(日本の皆保険という制度がここでは、保険がきかない心理療法の開発に足をひっぱっています。日本では、心の病気の治療も、薬物療法中心になって、カウンセリング等を受ける患者が少ないために、その開発が遅れているようです。)
認知療法は、日本で優勢な他の心理療法よりも、うつ病、パニック障害などに効果があったが、アメリカは、さらに、認知行動療法が効果をみなかった疾患に対して有効な手法に進化しつづけています。
この第三世代とよばる心理療法には認知行動療法だけでなく、Mindfulness (MBSR)というものが取り入れられています。
MBSRは、アメリカ、マサチューセッツ大学医療センターのジョン・カバト・ツィン氏が開発したプログラムです。Mindfulness・ストレスリダクション&リラクゼーション・プログラムと呼ばれています。この療法は特に、不安や恐怖を原因とする疾患に対して高い効果がありました。
私もカウンセリングには、これら第三世代と呼ばれる心理療法を取り入れています。実際にMBSRはパニック発作や過呼吸等の不安やトラウマ等を抱えている方に非常に効果的でした。私が担当した女性の方は7年間パニック障害で悩んでいましたが、MBSRによりパニック発作や予期不安を克服し、去年の秋に飛行機で旅行することが出来、私も彼女と一緒にとても喜びました!
心理療法は色々とありますが、医学的な根拠が明確にされている方法を研究し、それぞれの方にあった形にでフィットさせていくと効果的ですね。
国内外問わず最新療法を常に収集し続ける事により、より多くの方が効果的に治療出来るという事を再認識しました。
日本の精神治療は薬物療法に頼ったものがメインになっているので、薬を一生飲み続けないといけないのかなと不安に思っている方に、アメリカのように薬物治療以外の方法でも克服出来る道はあるよ!という事を広めていきたいです。