少し前からベトナム戦争の歴史に興味を持っていた私は
Amazonでがっつりそっち方面の本を買っていました。
その中で、これは面白いな・・・と思ったのが
「サイゴンから来た妻と娘」近藤紘一
です。
最初は戦争ルポかと思って読み進めてみると
ベトナム人の妻と娘の話を中心に話が進んでいきました。
孵化1週間前の目も毛もつめも生えてるようなヒナが
格好のおやつだったり、
でっかい雷魚を捕まえておふろを水槽代わりにして保管して
料理したり、
飼っていたウサギが家をかじるから殺して
食べたりしたり、とか。
そういう話です。
でも、そういう話を通じて、ベトナム人の価値観、
果ては、日本人の価値観を外側から見ることが、できた、
そう感じた本でした。
ちなみに、わたしは沢木耕太郎さんが大好きなのですが、
この両者は同じときに大宅壮一賞を受賞し、
電話で語り合ったことがあったそうな。
残念ながら近藤さんは癌で若くして亡くなったそうですが
この2人が文学の話で通じ合っていたというのも
うなずけます。
久しぶりに面白い作家さんに出会えたので、爽快。