大学の交換留学の場合、アメリカ、イギリスの名門大学はやはり人気で、超難関であることは申し上げるまでもありません。
オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなど英語生活圏も人気です。
留学先の授業は英語で行われるところであっても、例えば日本のように日常生活では現地語が必要となるところは、競争率が低い傾向にあるように感じます。
欧州で言えばフランスやドイツ、北欧諸国よりも、例えば、イタリアやギリシア。
アジアの中国、香港、台湾、韓国、タイなどと比べれば、まだ欧州はそれなりに人気。
中国や香港の交換留学先には世界ベスト100大学も複数あり、英語のスコアやGPAも高いレベルで求められますが、それに加えて、日常生活で中国語や広東語が必要となることが高いハードルです。
さらに、中国、台湾の大学では中国籍、台湾籍の学生は交換留学の対象外としているところが多いです。中国籍、台湾籍の学生はそれなりにいると思いますが、彼らはエントリーできないのです。
英語+中国語で一定のレベルが求められることとなりますので、両親のどちらかが中国籍か台湾籍であるとか、中華圏からの帰国子女であるとか、やや特殊な背景が必要な感じもします。
そのため、交換留学の枠が埋まらない年があるのも理解できます。
英語に加え、マイナー言語も頑張ってみよう!という意欲ある学生さんにはチャンスですので、入学後の語学選択時から意識したいところです。