勝ち組と負け組を分ける、決定的な思考の違いは「要領の良さ」にある。負け組は既存の枠組みに疑問を抱かず従おうとするが、勝ち組は自らが勝てる枠組みを築こうとする。当然ながら、自分が苦手なことで評価されたら、誰もが負け組になる。
裏をかけば、自分が得意なことで評価してもらえば、誰でも勝ち組になれるのだ。
世の中には、「成功」か「失敗」があるのではなく、「成功」か「試行」があるだけだ。「失敗」なんていうのは、単なる主観の問題に過ぎない。
上手くいかなくても、そこから学びを得て、「失敗」ではなく「Nice Try!」と捉えればいいだけだ。そうやって挑戦を重ねていけば、気づけば成功者になっているはず。
漫画『SLAM DUNK』の登場人物、安西光義のセリフにこういうものがある。 「諦めたらそこで試合終了ですよ」 「失敗」は、諦めたときにだけ確定する。
勝ち組を妬むのではなく、素直に応援して、自分もその一人になれるように頑張り過ぎずにがんばるのが良いだろう。それに、勝ち組の形なんてたくさんある。リスクの先にある、自分が掴みたい未来を勝手に手にしていけばいいだけだ。
同様に、自分が負け組と感じる理由も十人十色だから、主観的な劣等感を勝手に解消していけばいいだけ。人と自分を比べる必要なんてない。自分の現状を受け入れたうえで、好きに生きよう。
僕たちは、他者の期待を満たすために、褒められるために、生きているわけではない。
だから、自分の眼で視て、自分の心で感じて、自分の思考で考えて、自分で決定していこう。
どのみち、この世に完全な人間など存在しない。なのに、完全であろうとするから苦しくなる。僕たちは、自分が喜ぶ不完全な生き方をして構わないのだ。
今、いかなる状況にあっても、前に進んで大丈夫。人生なんて常に準備不足の連続だ。
ありったけの自分をぶつけて、前へ進もう。