これから先、東京大学を受験し、逆転合格を狙うのであれば、得点比重の小さい世界史よりも注力すべきは国語、なかんずく最近得点できていない古典であり、英語であり、数学のはずです。
この主要3教科でしっかり得点できてはじめて、逆転合格の可能性の光りがみえてきます。
そもそも世界史は共通テストと東京大学の2次試験以外では利用しないし、東京大学550点満点の72.2点分、すなわち全点数配分の13.1%にすぎません。
世界史に注力すればするだけ私大併願校との共倒れリスクを高めることにしかなりません。
私大併願は共通テスト利用入試で世界史も使うことになりますが、世界史1科目だけで見れば100点満点で80点、8割取れていれば勝負できます。
逆に言うと、勝負できるように他の教科で得点できればよいのです。
私大の個別試験では世界史を使わず、すべて数学で受験すると腹を括らなければなりません。
以前は数学に自信がなかったので、世界史の方が安定すると考えていたのでしょうが、本人はあまり意識していないかもしれませんが数学は着実に力をつけてきており、私大文系入試ではアドバンテージがとれるレベルになってきているので心配しなくてよいと思います。
これからの世界史学習は模試と過去問演習を通じたアウトプットと、その復習で十分です。今さら単にインプット教材を覚えていくような効率の悪い学習はやめなければなりません。
先日、娘とそんな話をしました。
夏前から世界史の学習に時間を取られ過ぎた感があります。たしかに世界史も全然ダメだったところから底上げできて模試や校内テストで平均点くらいまでは取れるようになりました。
だからこそ、これ以上世界史の学習に時間をかけていられないと思うのです。